5日目午後は、川湯温泉から最終訪問先の網走迄70kほどのドライブです。これまで、ずーっと曇りか雨だった天気がようやく回復に向かってきました。小清水町中心部を経由して、オホーツク海沿いの国道244号に出ます。そして、網走市街地の手前20kほどのところで、小清水原生花園に立ち寄りました。
小清水原生花園は北海道の中でも私が大好きなスポットの一つです。オホーツク海の向こうに知床の山々が見渡せ、原生花園・釧網本線を挟んでオホーツク海と濤沸湖が相対する雄大な風景は、心身が開放され思いっきり手足を伸ばしたくなります。
<オホーツク海を挟んで知床の山々>
<濤沸湖側>
湖側にはバードウォッチング用の(以前訪れた際は無かった?)木道が整備されていて、草原の中を少し進めるようになっていました。放牧されている馬の群れが、水を飲みにのそのそとやって来ます。長閑でのんびりとした空間で、時間の経つのも忘れてしまいます。
<濤沸湖側の草原>
そして、翌朝には、今度は釧網本線に乗って、再度、原生花園を訪れました。多少の鉄分を含む私は、この海沿いを走る釧網本線が大好き。今回の夏旅企画にあたっては、(いずれ廃線になるかもしれない)鉄道で巡る北海道旅も考えたのですが、機動性を優先し断念しました。
ホテルの朝食締め切り時間までに戻れるように、網走駅6時41分発の始発列車に乗りこみます。海沿いを真っ直ぐに伸びる単線の気持ちよさ。しかも旅行中、初の太陽が顔を出しています。朝の眩しい光の中で進む列車の爽快さは、何物にも代え難いですね。
<網走駅初発>
<まっすぐな線路が続きます>
朝の原生花園は前日の午後の時間帯とはまた違った新鮮な光と色で満ち溢れていました。野花もより輝いて見えます。今まで出番が全くなかったサングラスをかけ、双眼鏡も使って遠景も楽しみます。双眼鏡では、湖で水浴びをするエゾシカたちの群れも捉えることができて感動的でした。
<網走駅方面。右が海、左が湖>
<スマフォ写真ではわかりませんが、湖岸近くではエゾシカ達が水浴びをしていました>
小一時間過ごして大満足。網走駅行きの列車に乗って網走に戻りました。
(余談)網走では市街にある料理屋、ふか井で網走名物のキンキを頂きました。香ばしく焼き上げたキンキは頭から尻尾まで骨も含めて食べきり。美味かった~。
〈ピンボケ写真ですが、味はボケてません>
2022年8月10-11日