★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ライダース・ジャケット愛

2021年02月01日 11時51分52秒 | 徒然(つれづれ)
 私の冬の定番ファッションは、革のライダース・ジャケットにジーンズだ。
 そのライダース・ジャケットだが、価格がピンキリだ。
 有名なブランドでは、バイカー御用達のショット(Schott)にとどめを刺す。実用性とファッション性を兼ね備えた本格派で、高額なものになると価格は6桁だ。

 当然、私には高嶺の花で、私のライダース・ジャケットは安物だ。
 安物といえど、バッファロー革の本格的なもので、縫製はしっかりして重く頑丈だ。
 お馴染のネット通販ではなく、わざわざネットで検索して東大阪の革ジャン専門店まで足を運び、試着して買ったものだ。

 ライダース・ジャケットに関してはバイカーを筆頭に、一家言持つ人間が少なからず存在する。
 まず重要なのはサイズだが、ジャストフィットよりややタイト目を推している。
 重要なのは着丈らしく、ジーンズのベルトが見えるくらいの丈がベストらしい。
 ネットに掲載している着用時の画像も実際そうなっている。

 しかしそれは本格バイカーの持論で、巷では街着としての需要のほうが多いはずだ。
 そうだとするならば、やはりタイト目より、ジーンズのベルトがかろうじて隠れるくらいの、やや余裕があるほうが動きやすい。
 現に画像を見ると、どう見てもツンツルテンだ。
 アメリカのバイカーの写真に影響されているとしか思えない。
 胴長の日本人には短い着丈は合わないような気がする。

 次に重要なのが、エイジングというか、こなれ感だ。
 新品のツルツル、ピカピカ感は気恥ずかしくて着れたもんじゃない。
 長年着込んだ経年変化による、適度なシワや擦れ、ある意味くたびれ感が必要だ。
 
 サンドペーパーや軽石で擦るという荒業もあるが、それはあまりお勧めしない。
 新品は、着用して上半身の屈伸運動により着じわを付けたり、丸めて座布団がわりにして座ることだ。
 冬の寒い夜に、パジャマ代わりに着て寝るという手もある。

 しかしそれは応急処置的なもので、やはりまめな着用による経年変化を待つしかない。
 私のライダース・ジャケットは購入してから8年ほど経つが、やっと新品感が薄れてきた。
 冬場だけしか着ないので、エイジング感が出るのは、私の寿命が尽きる頃かもしれない。


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