コロナ禍で新卒の就職難が話題になっている。
大学は出たけれど、という映画が遠い昔にあったように記憶するが、いつの時代にも似たような状況があるものだ。
かくいう私の大学卒業時も、オイルショック後の不況で就職難だった。
裏を返せば、世間知らずの高望みが一因だったともいえる。
加山雄三と揶揄された、可が山ほど、優は三つの成績では、そこそこの会社には入れそうもないのは自明の理だ。
1年留年して翌年にやっとそれがわかり、5回生も3月半ばに、とりあえずどこかの会社に潜り込めとばかりに、学生課で紹介された京都の小さな会社に就職した。
車の添加剤をルートセールスする会社で、明るい未来など想像もできなかった。
クーラーも付いていないライトバンに、添加剤を山ほど積み込み、京都中のガソリンスタンドやカーディーラーをまわる日々だった。
ガソリンスタンドでは、実演販売と称して、赤いツナギを着て給油を手伝いながら、来る車、来る車に添加剤を勧めていた。
手は油まみれ、たまに喫茶店で油を売りながら、5年半その会社で働いた。
潮時と思い、家内が勧める通販会社の中途採用の面接に応募した。
今にして思えばラッキーなことに、採用が決まり入社したその会社は、半年後に大証二部、5年後に東証二部、7年後についに東証一部の大企業になった。
仕事的には前の会社とは比べものにならないくらい楽チンで、収入は倍増した。
そこでぬるま湯のようなサラリーマン生活を全うし、2018年に定年退職した。
コロナ禍で就職難の学生諸君、この際、高望みはせず、とりあえずどこかに就職することだ。
転職が当たり前の現在、機を見て再チャレンジすればいい。
ひとつ言えるのは、チャンスを逃さないことだ。
大学は出たけれど、という映画が遠い昔にあったように記憶するが、いつの時代にも似たような状況があるものだ。
かくいう私の大学卒業時も、オイルショック後の不況で就職難だった。
裏を返せば、世間知らずの高望みが一因だったともいえる。
加山雄三と揶揄された、可が山ほど、優は三つの成績では、そこそこの会社には入れそうもないのは自明の理だ。
1年留年して翌年にやっとそれがわかり、5回生も3月半ばに、とりあえずどこかの会社に潜り込めとばかりに、学生課で紹介された京都の小さな会社に就職した。
車の添加剤をルートセールスする会社で、明るい未来など想像もできなかった。
クーラーも付いていないライトバンに、添加剤を山ほど積み込み、京都中のガソリンスタンドやカーディーラーをまわる日々だった。
ガソリンスタンドでは、実演販売と称して、赤いツナギを着て給油を手伝いながら、来る車、来る車に添加剤を勧めていた。
手は油まみれ、たまに喫茶店で油を売りながら、5年半その会社で働いた。
潮時と思い、家内が勧める通販会社の中途採用の面接に応募した。
今にして思えばラッキーなことに、採用が決まり入社したその会社は、半年後に大証二部、5年後に東証二部、7年後についに東証一部の大企業になった。
仕事的には前の会社とは比べものにならないくらい楽チンで、収入は倍増した。
そこでぬるま湯のようなサラリーマン生活を全うし、2018年に定年退職した。
コロナ禍で就職難の学生諸君、この際、高望みはせず、とりあえずどこかに就職することだ。
転職が当たり前の現在、機を見て再チャレンジすればいい。
ひとつ言えるのは、チャンスを逃さないことだ。
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