★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

All men are mortal

2021年02月24日 13時47分44秒 | 徒然(つれづれ)
 All men are mortal (人は必ず死ぬ)とはボーヴォワールの言葉だったか。
 歳をとるとその言葉が妙に現実味を帯びてくる。
 誕生日は死への緩やかなカウントダウンとさえ思えてくる。

 在職中に、幾人かの先輩や後輩が亡くなった。
 つい先日も大学時代の知り合いが肺がんで亡くなった。
 それぞれの寿命、運命だったと思うしかない。

 人間は主観の生き物だ。
 この世は、この世界は、その人間の五感という意識が作り出した主観に過ぎない。
 死はその世界の終わり、無を意味する。

 死とともに意識も無に帰するのだろうか。
 死んでみなければその答はわからない。
 答がないということは、死後を想像するのは自由だ。

 ここからは私の想像だ。
 人間、死んでも意識は残るはずだ。
 肉体は意識の一時的なイレモノに過ぎない。
 イレモノがなくなれば、次のイレモノに入るのを待つだけだ。
 そしてそのイレモノはパラレルな世界に存在していると思われる。

 死んだ瞬間に、パラレルな世界の別のイレモノに入るのだ。
 当然この世での記憶はない。
 新しい世界で新しい記憶を作っていくのだ。

 その繰り返しだ。
 それが宗教でいうところの輪廻転生だ。
 手塚治虫も「火の鳥」でそれを漫画化した。

 その考え方に私は賛成だ。
 

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