★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

五輪は中止か開催か

2021年05月07日 13時49分06秒 | 徒然(つれづれ)
 短期決戦と言っていた菅総理の言葉虚しく、緊急事態宣言の延長だ。
 国民の大半がそれを予想していたはずで、今さらなんら驚きもない。

 この状況下でも、オリンピック開催は既定路線だ。
 私個人としてはオリンピックになんの興味もないし、開催しようが中止しようが、他人事みたいなものだ。

 国民の80%以上が中止を望んでいるというが、それに付随するアクションが弱いように感じる。
 本当に中止を切望するのなら、大規模デモでも敢行すべきではないのか。
 学生を中心とした、安保闘争やべトナム反戦デモは、それなりに社会に影響を与えたものだ。

 当時の世情と比べると、コロナ禍の今はそれ以上に深刻な状況だ。
 それなのに、オリンピック反対意見は、ヤフーのコメント欄やSNSでの意見に留まっている。

 過激な意見もあるが、ほとんどが自身の安全なポジションを確保しての、危機感を煽るだけの自己満足的な意見だ。
 オリンピックにかかる費用をコロナ対策にまわせと言うが、それは億万長者に貧困層に金をまわせと言っているような短絡思考だ。

 当事者のトップである政治家は、そんな意見など見てもいないだろう。
 自分たちの既得権益からすれば、取るに足りない雑音だ。
 反対派による、学生運動みたいなデモが発生しないのが不思議だ。

 オリンピックの主役のアスリートたちは、完全に個人的な意見は封殺されている。
 彼らにしても微妙な立場だ。
 下手に意見を言おうものなら、両方から袋叩き必至だ。

 今後SNSでの同調圧力が、彼らに向かなければいいのだが。
 政治家と違い、彼らはそれを見るだろうし、それによってモチベーションに変化を来すことも十分にあり得る。
 

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コメント
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