先日私の故郷についてちょっと触れたが、子供の頃の交友関係を思い出した。
故郷の小さな村では、子供なりに、小学生の集団、中学生の集団があり、何をするにもまとまって動いていた。
小学生の集団が最も人数が多く、軍隊さながらのヒエラルキーが存在した。
ガキ大将が大隊長で、その下に2、3人の中隊長がいた。
中隊長の下には学年によって、軍曹、一等兵、二等兵がいた。
機械に強い通信兵や情報に秀でた参謀クラスもいた。
駐屯地は行きつけの駄菓子屋で、その前の観音様の境内が演習場だった。
演習場の真ん中には土俵があり、その脇には高い松の木があった。松の木の後ろは急な斜面で、山へと続いていた。
下っ端は訓練を兼ねて、相撲の稽古をさせられ、松の木に登らされ、斜面を登攀させられた。
小学低学年の私は二等兵クラスで、私の下にも新兵クラスがいたが、ほとんど頭数には入っていなかった。
普段は兵卒同士、あるいは中隊長のもとで行動していたが、週に一度くらいは、大隊長の号令で全員が集まり、隣町まで示威行軍をしたものだ。
隣町のグループとは乱闘になることはなかったが、睨みあいになったことは幾度となくあった。
最後はトップ同士の牽制の仕合い、話し合いで、お互いに捨て台詞を吐きながらも、事なきを得たものだ。
あの頃の"ともがき"は今も元気だろうか、というかこの歳だし、何人くらい生きているだろうか。
故郷の小さな村では、子供なりに、小学生の集団、中学生の集団があり、何をするにもまとまって動いていた。
小学生の集団が最も人数が多く、軍隊さながらのヒエラルキーが存在した。
ガキ大将が大隊長で、その下に2、3人の中隊長がいた。
中隊長の下には学年によって、軍曹、一等兵、二等兵がいた。
機械に強い通信兵や情報に秀でた参謀クラスもいた。
駐屯地は行きつけの駄菓子屋で、その前の観音様の境内が演習場だった。
演習場の真ん中には土俵があり、その脇には高い松の木があった。松の木の後ろは急な斜面で、山へと続いていた。
下っ端は訓練を兼ねて、相撲の稽古をさせられ、松の木に登らされ、斜面を登攀させられた。
小学低学年の私は二等兵クラスで、私の下にも新兵クラスがいたが、ほとんど頭数には入っていなかった。
普段は兵卒同士、あるいは中隊長のもとで行動していたが、週に一度くらいは、大隊長の号令で全員が集まり、隣町まで示威行軍をしたものだ。
隣町のグループとは乱闘になることはなかったが、睨みあいになったことは幾度となくあった。
最後はトップ同士の牽制の仕合い、話し合いで、お互いに捨て台詞を吐きながらも、事なきを得たものだ。
あの頃の"ともがき"は今も元気だろうか、というかこの歳だし、何人くらい生きているだろうか。
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