★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

五輪中止派の五輪後の行方

2021年06月04日 14時12分38秒 | 徒然(つれづれ)
 オリンピック中止を求める世論は、メディアにより多少異なるが、少なくとも過半数以上、多いメディアだと80%ほどだ。
 一般庶民はもちろん、少なくない専門家や評論家も、中止の持論を述べている。
 SNSやヤフコメ欄では、不安を煽る過激で感情的な中止論も散見される。

 ほとんどすべてがコロナ禍絡みで、オリンピック開催による感染拡大を危惧している。
 しかしオリンピックは強行開催が濃厚な勢いだ。
 政府の思惑だから、庶民にはどうしようもないのが現実だ。

 オリンピックにより感染爆発が起これば、中止派のその後の意気も上がるだろう。
 しかし、もしオリンピックがコロナの感染もほとんど見られず、大過なく終了した場合はどうだろう。

 感染が広がり、それ見たことか、と言いたかったのが、取り越し苦労でしたね、と推進派に笑われるのがオチだ。
 その場合、中止を声高に叫んでいた人間の憤りはどこへ向かうのだろう。
 
 コロナ禍絡みだと、ワクチンの接種率だろう。
 オリンピックに向けて、接種のスピードは上がっており、医療従事者や高齢者などの優先者の接種率は高そうだが、年齢が下がるにつれて、接種率は下がるのではないだろうか。

 もしそうなれば、肩透かしを食らった、オリンピック中止派の憤懣はそこへ向かうような気がする。
 コロナが収束しないのはワクチン接種率が低いからだ、政府の対策が緩いからだ、というネットの声が聞こえてきそうだ。



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ダブルスタンダード

2021年06月04日 12時09分32秒 | 徒然(つれづれ)
 昔、大学に入って、煙草を大っぴらに吸い始めた頃、家で煙草を吸っている時に祖母に言われた。
「煙草は身体に悪いから吸うな」
 私が火を点けたばかりの煙草を灰皿で消そうとすると、
「もったいないから全部吸ってから消せ」

 祖母は至って真面目だ。
 その矛盾が可笑しくて苦笑したものだ。

 その時の状況と、現在のコロナ禍における政府の対応がシンクロした。
 感染防止対策とGo Toキャンペーンの同時進行や、三密対策とPV会場の設置など、平気で矛盾を押し通す。

 何かと話題になる、いわゆるダブルスタンダードというやつだ。
 今にして思い返せば、あの祖母が言ったことが、ダブルスタンダードだと合点した。
 あの時にはダブルスタンダードという、的確な言葉が見つからなかった。

 当然のことだが、その祖母ももういない。



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にんにく激増し罰ゲーム餃子

2021年06月04日 11時33分50秒 | 徒然(つれづれ)
 朝から梅雨の雨だ。
 雨の日はウォーキングも断念し、ブランチは近所の王将と相場が決まっている。
 混雑するランチタイムを避けて、午前10時過ぎに入店する。

 味噌ラーメンと、試しに、にんにく激増し餃子を注文。
 王将も普通の餃子、にんにくゼロ餃子、にんにく激増し餃子とラインナップが揃った。

 にんにく激増しは食べるとすぐにわかる。普通の餃子を凌駕するにんにくの量だ。
 にんにくゼロ餃子は以前食べて物足りなかったが、にんにく激増し餃子は、文字通りガツンと強烈なインパクトだった。

 これは餃子好きの私でもリピートはないだろう。まさに罰ゲームだ。
 平日に仕事をしている人間にはとうてい食べられない。
 そんな冗談みたいな餃子を発売するのなら、激辛麻婆豆腐や激辛回鍋肉、激辛ラーメンも出せばいい。

 話は変わり、王将では各店オリジナルの料理があるが、私が行く店では、目を引くようなオリジナルメニューはない。
 グランドメニューでも、小さな店舗では扱っていないものがある。

 行きつけの店は巨大店舗なので、他店ではあまり見かけない、青椒肉絲と油淋鶏がある。
 このふたつは絶品だ。
 ぜひご賞味あれ。
 


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人生の黄昏

2021年06月04日 11時00分55秒 | 徒然(つれづれ)
 人間は比較する動物だ。
 人と比べて自身のステータスを確認するものだ。

 そこに生まれるのが、優越感と劣等感だ。
 若い頃は比較によって生じる劣等感をバネに、上昇志向が湧き、人より早く昇進しようとか、出世しようと頑張ったものだ。

 定年退職した今では、自身の身の丈を知り、とりわけ経済的な面において、そんな上昇志向もなくなった。
 夢見るあの頃はとっくの昔に終わったのだ。

 ジェフ・ベゾスやビル・ゲイツ、孫正義にはとうてい及ばないし、年金生活という老後の人生は、宝くじでも当たらない限り変わりようもない。
 死ぬまでそんな状態が続くのだろう。

 そんな時には下を見がちだ。
 自分より経済的な困窮や苦労の中にいる人間は多いはずだ。
 そんな人間より自分ははるかに恵まれているではないか。
 上を見たらキリがないのと同様、下を見てもそれは同じだ。

 それは決して優越感ではない。
 大部分の人間が自己認識する、普通、中流、庶民などという奇妙な安心感だ。
 それは悟りでも諦めでもなく、平穏という名の人生の黄昏だ。
 


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