★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

花の新婚!カンピューター作戦

2021年06月18日 15時57分18秒 | 徒然(つれづれ)
 1980年代に関西テレビで「花の新婚!カンピューター作戦」というバラエティ番組があった。78年の放映開始から91年まで続いた人気番組だ。
 上岡龍太郎の司会で4人の芸能人回答者が、ランダムに並んだ素人参加者の男女の中から、5組の夫婦の組み合わせを推理するという番組だ。

 嫁5人に対して亭主は6人が登場する。
 ひとりはニセモノ亭主だ。
 嫁が回答者を指名して、その回答者が何組の夫婦を当てるかで、それに応じた賞金がもらえる仕組みだ。ニセモノ亭主は騙せた回答者の数により賞金がもらえる。

 27、8歳の頃、私はその番組にニセモノ亭主として出演した。
 テレビ初出演だ。
 日曜正午からの人気番組だけあり、放映翌日から「見たよ、見たよ」の声が引きも切らなかった。

 私が出演した回の回答者は、キダタロー、カルーセル麻紀、桂文珍、藤本統紀子の4氏だった。私は2人の回答者を騙して、2万円の賞金と1万円の出演料をもらった。

 後日送られてきた番組の記念写真には、左端に司会の上岡龍太郎、右側の回答者席に黒髪のキダタローが見える。
 真ん中で後ろ手に立っているイケメンが若き日の私だ。
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テレビに夢中

2021年06月18日 14時46分47秒 | 徒然(つれづれ)
 昭和37年の夏に家にテレビが来て以来、僕の生活は大きく変わった。
 それまではアウトドア派だった僕は、俄然インドア派になった。
 学校から帰るとテレビの前に釘付けだ。

 当時のテレビは真空管式で、スイッチを入れてから画面が表示されるまで2、30秒ほどのタイムラグがあった。
 画面が表示されても、縦ブレ、横ブレがあり、それを本体横のツマミで調整して、初めて正常な映像が現れた。
 ダイアル式のチャンネルは12まで数字が刻まれていたが、視聴可能なチャンネルは、NHKを含め3つしかなかった。

 しかし僕にとってはそれで十分だった。
 テレビ番組を観られるということだけで画期的なことだったのだ。
 それは今のパソコン以上のカルチャーショックを巻き起こした。
 パソコンは事前に仕事で慣れていったが、テレビはある日突然だったからだ。

 午後3時前後には、テストパターンと呼ばれる丸い幾何学デザインの静止画面になり、1時間前後の放送休止時間帯があった。
 記憶に残っている当時の夕方以前の番組は、ローハイドや紅孔雀、琴姫七変化、少年ジェットなどだ。
 コマーシャルでは、ワンダフルKという食器用洗剤やミツワ石鹸がなぜか印象に残っている。

 ゴールデンタイムは夕食を食べるのももどかしく、テレビの前に噛りついていた。
 9時の就寝時間までは、テレビワンダーランドの時間だった。
 僕たちはテレビに育てられたといっても過言ではない。


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