ワクチン打ちますか？

　コロナワクチンの接種が進んでいる。
　自治体によっては、高齢者以下の世代への接種も始まっているようだ。

　ヤフーの50万人規模のアンケート調査では、当面打ちたくない、様子を見てから、という意見が半数を超えている。
　感染リスクと短期的、長期的な副反応の不安を天秤にかけての判断だろう。
　いずれも自己責任だから、他人がどうこう言う筋合いのものでもない。

　しかし、今後、職域や学域接種が進むにつれて、接種しない人間への批判や非難が懸念される。
　オリンピック選手への接種も、表向きは選手個人の判断とされているものの、暗黙の強制のもとにほぼ全員が接種しているはずだ。

　職域でもそれはあるだろうが、選手に対するほどの強制力はないと思われる。
　その結果、接種した人間としなかった人間が混在することになる。

　たぶん接種しなかったほうがマイノリティになるだろうし、それに属する個人は特定されるはずだ。
　それに対する、自粛警察のような同調圧力による差別が必ずどこかで起きるはずだ。

　どこにも、独自の正義を振りかざす、そんな人間は存在する。
　接種しなかった人間が感染しても自己責任だし、二次感染するとしても接種していない人間への感染だろう。
　万が一接種した人間に感染しても、無症状か軽症のはずだ。

　職域接種での村八分や批判は、心の中で思っていても、行動や口にするのはやめよう。
　

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