虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

無駄の排除

2015-07-29 09:24:41 | ビジネス
去年と今年で大きく違うのは、時間の使い方である。
物質的な時間の使い方というより、意識付けに近いかもしれない。

去年までは何だか知らないが、結構忙しかった。
それなのに、忙しいのに見合った収入にはなっていないと思えた。
正直、そんな悪循環があり、ジレンマを抱えていた。

そこで、1年くらい前から、徐々に「無駄の排除」に取り組んだ。
決してカネのためだけに仕事をしているわけではないが、だからといって無視できるものでもない。
それで極端ではあるが、カネにならないことは極力しないことにした。

昨年まではカネにならなくても、今後につながれば良いと思って、物事に取り組んできた。
しかし、いつまで経っても、ビジネス(=カネ)につながらない。
おそらく、将来的にもカネになる可能性は無いに違いない。
それに気づいたのだ。
40代半ばにして気付くのは、遅すぎる感はあるが、気付かないよりマシだろう。

昨年の夏から徐々に見直しを図り、昨年末までにほとんどの無駄を省くことができた。
そして、その無駄なことは、大抵が面白くないことだった。どんどん面白くなくなったというべきか。
だから、すっぱり見切る(捨て去る)ことができた。

今年になり、カネにならない仕事は極力しないで、8月を迎えようとしている。
まだ途中経過ではあるのだが、昨年より少しだけ良い感じで推移している。
繁忙期の春も忙しさの中に、幾分の時間のゆとりはあった。
時間と報酬(カネ)のバランスが良くなったというべきか。

物質的・精神的に無駄がなくなり、時間にも余裕ができたのだと思う。
おかげで、物事にメリハリがつけられるようになった。
加えて、適度に休めるようにもなったし、有益な時間の過ごし方ができるようにもなった。

とかく自営で仕事をしていると、いろんな「お鉢」が回ってくる。
自由が利く身だから、やむを得ないのだろうが、ちょっと釈然としない部分もあった。
でも、最終的な実りは何もないことがわかった。
それは物心両方で。残るのは不満と疲れのみ。

もっと「わがまま」に、楽しいこと、そして果実の収穫できるものだけに限ろうと決めた。
そうすると、新たなモチベーションがわき、今までとは違う循環が生まれてくる。

来月から新たなことを身につけるべく、あることにチャレンジしようと思っています。
それもこれも「無駄の排除」「時間のゆとり」のおかげ。

時間に適度なゆとりがあることで、新たなものに興味がわき、時間と財布の許す範囲でチャレンジする。
それこそが自営業(自由業?)のいいところであって、勤めている人たちとは生き方(考え方)が違うのだ。

ただ若いころは、無駄なことをたくさんしておいた方がいいと思いますよ!
今後の判断基準の構築のため、そして経験を増すためにも。
私もそれなりに無駄なことはしてきたつもりですし…。
でも、いい加減にそういうこともいいんじゃないかと思っているわけです。