虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

指定射撃場

2017-03-28 07:33:04 | スポーツ

昨日の話題の続き。

会場の西岡バイアスロン競技場には、写真のような看板も。地味に建てられた小さな看板だが、バイアスロン競技にとっては重要な意味を含む看板である。

簡単な話、この大会競技者に限り、実弾の使用を認めるということ。

バイアスロンの競技関係者に聞いたことがあるが、国内の練習拠点で実弾使用ができないのは国内での練習(強化活動)において大きな障壁になっているという。なので代替の光線銃などでの練習になるが、やはり実弾とは異なるという。

法律があるのだから、仕方がないと言われてしまえばそれまでだが、こういう障壁が競技の普及や強化の妨げになっているのは間違いない。

事情は異なるが、ソリ競技(ボブスレー・リュージュ・スケルトン)の練習拠点も、国内には長野(98年冬季五輪の会場=通称スパイラル)しかないのだが、次のシーズン(2017~2018)から使えない可能性が高まった。

理由としては、施設稼働や維持管理の費用が嵩み、管理をしている長野市は数年前から閉鎖を希望し、国も資金援助を打ち切る方向であるため。確かに収益バランスは悪く、競技者も少ないのだから、そう判断するのも真っ当といえる。

しかし、そうなると国内練習拠点がなくなることを意味する。これでは強化どころの話ではない。

こういう環境に置かれた競技をどう扱うのか?大胆な施策としては「選択と集中」が必要なのではないか?

スポーツ庁が中心となって、真剣に議論しなくてはならない状況だと思う。