プロ野球の成績表を見ていて、あることに注目した。
セ・リーグで歴史的な大敗をしているヤクルト。そして、リーグは違うが、昨季の日本一チーム・日本ハムの勝率が、そのヤクルトと似たような数字(あまりにも低いの)に驚いた。
そこで、この2チームの状況を比較してみた(8月13日現在)。
ヤクルト 36勝68敗2分 勝率.346 チーム打率.237 チーム防御率4.26
日本ハム 34勝67敗0分 勝率.337 チーム打率.238 チーム防御率4.18
ほぼ同じような数字が並んでいる。ヤクルトは(混戦で低勝率だったが)2季前のリーグ優勝、日本ハムは昨年の日本一。ちょっと歯車が狂い、選手たちのモチベーションが保てなくなるとあっという間に奈落の底へ落ちてしまう。
勝率で言えば、日本ハムに関しては、セパの首位打者の打率を下回る低調ぶり。せめて首位打者の打率くらいは、上回ってほしいところだが…。
バランスを崩せば、ガタガタと転げ落ちてしまう(立て直すのが困難になる)のがチームスポーツの難しいところであり、監督はじめ、選手たちにも大なり小なり油断があったのは否定できないだろう。
あと戦力的に充分ではないチームの場合、故障者などが連続して生じると、やりくりが難しくなって、チーム力が低下してしまう。こうなったら、毎年優勝できるチームじゃないからと開き直るしかないんだけどね。
そして、こちらもまた歴史的な大敗をしている(パ・リーグ最下位の)ロッテも日本ハムの真後ろに迫ってきている。こちらは伊東監督の今季限りでの辞任も明らかになり、ビリ脱出のモチベーションがあるから、心理的には有利なはず。
ある意味、首位争いよりも注目の最下位争いである。あと1か月半。さぁどうなるか?