柏市でレンタカーを返却し、今回の旅はひとまず終了。時間的にバタバタした感じはあったものの、存分に楽しませてもらいました。
このレンタカーで一緒に旅をしたのが、小さな軽自動車。それもMT(マニュアル)車という珍しい型で、新車登録して5000㎞弱の下ろしたて状態のクルマ。
エンジンも最近のものらしくフリクション(内部摩擦)が少なく、軽やかに回っていくタイプ。最高出力が49ps、最大トルク5.8㎏/mと数値的には非力ながら、車重が610kgと異常なくらい軽量なので、一般道ならスイスイ走れる。信号ダッシュや中間加速は文句がないほどの走りを見せてくれる。
先月手放したマイカー(15年落ち、車重800㎏=4WD、5MT車)と比較すると違いは一目瞭然。とにかく軽い。しかしながら、軽さゆえの軟弱な印象もなく、極めてしっかりとした乗り味である。ハンドリングも、その軽さを生かした軽快感が際立つ。旧マイカーのように冷房を使ったときにパワーダウンも感じなかった。
このレンタカーでの23時間ほど(足掛け2日間)で走った距離は470㎞、その間の燃費は26.5㎞/L。これだけ走って、燃料代が2200円ほど。嬉しくなっちゃうね。
今回のルートは山坂が少ない地域とはいえ、そして軽量コンパクトで、実質燃費に優れるMT仕様の軽自動車ではあるものの、驚異的な燃費性能だ。素晴らしい燃費に加え、シュアーな走りの性能に、魅了されてしまった。ちなみに、この車種を新車で購入すると100万円を割り込むらしい。
基本をしっかり踏まえて作っていて、なおかつ軽量化の効果は絶大。特段、何かが優れているわけではないが、普段使いには過不足なく走らせることができる。
敢えて言えば後部座席にヘッドレストがないとか、後部ドアの窓が手回し式とか簡略化された部分も目立つが、1人や2人で乗るなら問題にはなるまい。あと電動パワステの独特なフィーリング(固まり感あり)と電子スロットルと介入が改善されれば言うことなし。
また機会があれば、借りて乗ってみたいねぇ。