原発事故関連のニュースで、たびたび耳にする浪江町を代替バスが走ります。
窓から外を見ていると、除染で取り除いた土などを黒くて大きな袋に入れて保管していた場所がありました。
あくまでも一時的な保管場所(仮置場)なのでしょうが、とんでもない量でした。今後どうするんでしょうか?
その汚染された土を入れるための袋が、次々に破損していることが報道されていました。これでは「何のために除染したのか?」がわからなくなります。
とにかく問題山積で、長丁場になることは明らかです。
この地域に愛着を持って、生まれ育ってきた方々には、気の毒としか言えません。
ただ個人的な意見としては、もうこの地で人々が普通に暮らすことはできないと思います。
以前のようになることは物理的に不可能ですし、リスクも高すぎます。事故から100年も経てば、環境面での影響はほとんどないかもしれませんが、現在の技術では厳しいといわざるを得ません。
もっと言えば、国がどこまでホントのことを公表しているかも不明です。何か重要なことは厳重に保管している(隠している)可能性だってあります。
あくまでも通りすがりではありますが、あの状況を目にすれば、尋常ならざる事態はすぐにわかります。
国も時間が経ったから(放射線量の数値が下がったから)といって、簡単に規制解除などせずに、慎重に見極めてほしいものです。