今回の銚子訪問で最後に訪れる場所は、銚子電鉄の終着駅である外川(とかわ)駅です。
この外川駅は、大正12年に建築された風情のある木造駅舎が特徴的です。ドラマなどのロケ地として登場することも多く、全国からこの駅見たさにやってくる人が絶えないといいます(私のそのうちの1人)。100年ほどタイムスリップしたかのようなロマンにあふれた魅力的な駅舎です。
外川駅に到着したのは朝5:40。始発は6:00ですから、ちょうど駅員さんが朝一番の準備をしていました。
途中で修復を繰り返しながらも、1923年の開業時より建っている木造平屋作りで、今年で94年を迎えます。
銚子電鉄は全長6.4㎞の短距離の路線ですが、今までに何度も廃線の危機に見舞われます。しかし、存続を心から願う地元の(企業や個人による)支援や寄附などにより存続されてきました。
余談ですが、どこかの赤字ローカル路線の沿線関係者(とくに自治体)に聞かせてあげたいくらい。とにかく意気込みが違うんですね。
また真偽のほどはわかりませんが、鉄道輸送の売上げより、名物のぬれ煎餅の売上げの方が高いとも言われます。それはそれで凄いことだけど…。とにかくチャレンジングな事業者です。他にも駅のネーミングライツなど積極的な取り組みも見られます。ちなみに外川駅は「ありがとう駅」の愛称があります。
銚子電鉄ネーミングライツについて http://www.choshi-dentetsu.jp/detail/railway/41
さぁ始発の電車が入線し、乗客3名を載せ、折り返していきました。その時、駅員さん(女性)の頭を下げる角度に「おもてなし」の気持ちを感じました。こういう細かいことがしっかりされているのは当たり前ですが、素晴らしいですね。
もう少し、外川駅の話題を…。明日に続く。