虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

スパイクタイヤの復活は無理?

2024-12-24 05:47:07 | 乗り物
北国では降雪と路面の凍結により、人間が歩くことも難しい状況になります。
そして、クルマもコントロールが困難な季節になります。


現代では、スタッドレスタイヤの性能も上がり、昔のような不便さを感じなくなりました。
90年代のそれは、全般的にプアな性能しかなく、常にふらつきながら走らせていました。

性能が上がったスタッドレスタイヤといえども、その性質上、凍結路面を磨いてしまう傾向が強いため、より一層ピカピカに磨かれ、アイスリンクよりも滑りやすい状況が生まれています。

昔のようにスパイクタイヤの復活はできないのだろうか?
今でも緊急車両で履いている車両があるようですね。
正直なところ、スタッドレスタイヤでは不可能な走行ができます。
逆に舗装が露出する路面ではゴムが接地しないので、グリップ感は少なくなります。

私も今から27~28年ほど前まで、競技用のフルピンタイヤ(画像)を履いていました。
それも真冬の厳冬期限定で。
氷結路でも、何事もなかったように走ります。
ピンが氷を砕き(削り)ながら走るのですから「走る、停まる、曲がる」のいずれも難なくできます。
運転が上手になったような錯覚を覚えるほど。
すべての性能が素晴らしすぎて、ブレーキ容量が足りなくなるくらいでした。

今では生産されていないスパイクタイヤ。
12月中旬~2月中旬まで、装着可能な地域を設定して(もちろん降雪状況などを鑑みてフレキシブルに)、装着OKにしたら良いのではないかと思います。
例えば、一定の重量以上のトラックやバスに限ってみるとか。
1~2シーズン、社会実験をしてもいいと思いますよ。

もちろん厳冬期以外、または対象地域外の装着は、しっかり取り締まるのが前提になるので、使う側のモラルも問われます。

スパイクタイヤにより、氷結された路面が削られると、幾分走りやすい路面状況になると思うのですが…。
それだけでも効果はあると思いますね。
どんなもんでしょうかね?