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木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

テーブル&座卓

2008-05-02 21:05:40 | 工房
テーブルの木地が完成しました。板足の下半分を抜いて、畳摺りをつけると・・・

座卓になります。 右下にあるのが抜いたテーブルの脚の下半分です。

板足のつなぎは、

ほぞでつなぎますが、手で押すとすーっと入って、しかもガタつかないよう調整しました。さらに時間がたって木が乾燥して縮んでもその状態が保てることが要求されますが・・・・(^_^;)(^_^;)   材は強度も考え、十年以上乾燥した楢の板を使いました。木口にほぞを掘るのはなかなか厄介です。ほぞは、子根付き二段ほぞにしました。

上下の板足の固定はほぞの部分に穴を開け、手でゆるめたり締めたりできるネジでとめます。

テーブルの脚は貫(ぬき)でつなぎ、くさびでとめます。

こんな感じです。くさびを抜くと簡単に貫を抜いて分解できます。 

天板には、蟻溝を掘り蟻桟を入れます。今回は送り蟻(寄せ蟻)にしてみました。

あとは、気の遠くなる「拭き漆」の作業が待っています。それと、椅子の制作と。

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