木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

椅子 捨て摺り

2009-07-25 22:48:32 | 
この間、仕事が予定より遅れ気味、若干焦りが・・・。


椅子の鉋削りが完了し、仮組。


OKなので、分解し、拭き漆に向け、仕口にマスキングテープを貼ります。
こうすると、水性の木工用接着剤が使え、修理が必要な時に分解できるのです。


このテープ貼り、なかなかやっかいなのですが、その時活躍するのがこのテープフォルダー。
必要に応じ、いろんな幅のテープがすぐに使えます。
本当はカッターも付ける予定なのですが・・・。


テープが貼り終わったら捨て刷り。
硬い刷毛(立交たてまぜ)を使って、導管の中までしっかり漆をすり込みできるだけ漆を吸わせます。


椅子は部品が多いので結構やっかいです。
表面の漆はすぐに乾きますが、導管の奥に入った漆が乾くには2~3日かかります。
最初の捨て刷りはしっかり乾かします。
コメント
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