木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

東京へ

2012-09-23 23:12:23 | 作品展
一昨日より、1泊で東京へ行って来ました。
伝統工芸展の東京展を見がてらいくつかの目的で。

20日夕方、三越本店へ。東京展は10年程前に一度見たことがあるような・・・。
東京店では入選作がすべてが展示されていますので見応えがあります。

こういう所に並ぶ自分の作品を見るのも何となく照れくさいような・・・が、よく見るとなにかおかしい。
指定したはずの正面位置が違っている・・・だけでなく、なんと蓋が身の位置とずれた状態で被せてあるのです。
だから、正面位置がくるい、蓋と身の木目も合わない・・・。
まあ、細かなことで誰も気が付かないでしょうが、作り手は身と蓋の木目を合わせるために少々手間をかけているのです・・・
会場係の人に言って、蓋を被せ直させてもらい一件落着・・・・と思いきや、図録の写真も蓋と身がずれた状態で撮影されていたのです。
ちょっとがっかりですが、気が付く人もほとんどいないでしょうから、まあ、良しとしましょう。

20日には、7月に一度工房に来てくれたM君が学校を終わって駆けつけてくれました。
会場におられた、三重の作家のTさんと話がはずみ、M君作品を見る時間がほとんどなくなってしまい、気の毒なことをしました。


会場を出て向かったのは、新宿。

JR東口のすぐ近くにある、ファーストフードの店「BERUG」
本も出されている、こだわりの店なのです。ここで働く甥に会いに行きました。
にこやかに接客し、元気で働く甥にたくましさを感じました。
お店はいつも大賑わい、ただ、回転が速いのでテーブル席で、カレーやサラダ、甥が開発したという「ラタトゥイユ」などをおいしくいただく事ができました。

21日は午前中会場へ。
ルーサイトギャラリーの米山さん、平塚のUさん、目黒のAさん・・お目にかかれてうれしく思いました。ありがとうございました。


昼、会場を出て向かったのは、谷中のアラン・ウエストさんのアトリエ「繪処」

ここで、始まった「アランウエスト掛軸展」を見るためです。
アランさんとは2年半ぶりの再開。テレビでは時々拝見していましたが・・・。
しばし、アランさんの絵の世界に入り、心地よい時間を過ごす事ができました。
アトリエは前回訪れた時とは内装も外装も大きく変わり、正面に小さな能舞台が設えてありました。



10月26日には、アランさんの屏風絵に囲まれて能舞が行われます。



近ければ是非行きたいのですが、残念です。


帰りの電車の時間にせかされ短い時間でしたが、楽しいひとときでした。



アトリエの外に出ると、ヒマラヤスギが、前と変わらない姿でそびえていました。



コメント (4)
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