木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

槍鉋の柄 続き

2013-02-08 21:50:57 | 木工

糊が乾いたらハタガネをはずし、木口に楕円の墨を付け、墨に合わせてテーパーをつけて削ります。



削り台に置き、角を削ってやや扁平の八角形に。



さらに十六角形に・・・・



あとは、刃の調子を低くした小鉋で、柄を廻しながら滑らかな楕円に近づけます。



柄尻は私好みに丸く削ります。



鉋削りが終了。自分で使うにはこれで十分、むしろ滑りにくくて良いのですが、



商品なので、ペーパーで磨きます。



先に籐を巻いて、



できあがり。
普通の槍鉋の柄は先の方だけを細くしていますが、何となくしまりがないようであまり好きではありません。
この、私好みの形に仕上げました。この方がずっと美しく槍鉋の曲線が引き立つと思うのですが・・・。



汚れ止めに自家製の蜜蝋ワックスを塗りました。

千代鶴さん、これだけ先にお送りしました。
コメント
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