木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

珠棗 銀地

2014-05-02 21:27:17 | 
珠棗の制作も最終段階 

銀粉を蒔き、固めが終わり、いよいよ研ぎ。何とも緊張する瞬間です。


棗の内脇、見付け、立ち上がりの研ぎ。朴炭を使い、研ぎ破らないように慎重にかつ粘り強く研ぎます。
朴炭は初めて使いましたが、何とも具合の良いものですね。
漆で使う炭には、駿河炭、呂色炭、朴炭・・・などいろいろありますが、これらの炭を使い分けた先人の知恵にはただただ驚くばかりです。


朴炭の研ぎが終わったら、上摺をして風呂で乾かします。次は胴摺り。


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