木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

今日から五月

2017-05-01 21:31:11 | 木工

いつの間にか5月になってしまいました。昨日は最高の天気で工房の裏山の新緑も春の日に輝いていました。
公募展に向けての制作も一段落し、遅れている注文品の制作にかかっています。


まずは昨年の「一木一優展」で注文をいただいたサイドテーブル。
シンプルな構造で作りました。


塗装はガラス塗料を使ってみました。
Sさんお待たせいたしました。今日発送しました。

続いては、煎茶の棚付き器局の改造。
側板の刳り貫きのデザインの変更です。

いろいろと考えた末、卍崩しのデザインにしました。
元々刳り貫きがあるので大きさ位置は決まってしまいます。


側板を畦挽
鋸で刳り貫き、枠を付けて嵌め込みます。
糊を付けて貼り、木釘で固定します。


この器局30年以上前のものらしく、桐が黒ずんでしまっているため若干(かなり)違和感はあるのですが・・・


そこで少し色をつけ違和感をなくしてみました。
Nさん、明日納品させていただきます。

コメント
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