木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

桐小箪笥

2020-08-17 22:05:54 | 木工
今年の夏は、新型コロナウィルスの影響で信州への帰省もままならず、「木工芸の技と美10人展」にむけて作品制作の日々でした。
その一つ、桐で小箪笥を作りました。


桐の場合、外側の仕口は組接ぎにして空木で止めるのが普通ですが、今回は好きな隠し蟻にしてみました。


棚板や仕切り板を正確に嵌めるのは簡単のようで神経を使います。


側の組み立てが完了


引き出しは鉄則の木釘を使って止めました。
木釘は空木を削って作りますが、止める板の厚み、打つ場所により微妙に太さを調整して削ります。
この抽斗一つ作るにも百本近い釘を削りました。


取っ手には、銅に銀古美メッキをした少し高級な?菊かんを付けてみました。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 楓木地蒔絵銘々皿 | トップ | 明日から「木工芸の技と美1... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

木工」カテゴリの最新記事