木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

休日2日目は茶三昧

2022-06-06 21:38:12 | 煎茶

休日二日目の昨日は朝から奈良県山添村の瑞徳舎へ。



瑞徳舎のお茶仙人と、井川健一氏のご指導でお茶摘みからお茶作り。

午前中は瑞徳舎の茶園で茶摘み。



この茶園は、無農薬、無施肥。井川さんが長年掛けて手入れをしてきた茶畑。



参加者3人と瑞徳舎のスタッフの皆さんで、
ウグイスの囀りを聞き、山の澄んだ空気を吸いながら黙々と摘んだお茶。
かなりの量を摘むことが出来ました。
井川さんから茶葉の状態や萎凋について説明していただきました。



昼食は、「うつぎ」特製のお弁当。
瑞徳舎の畑でとれた野菜も使われ自然を生かした精進料理です。
美味しかった!

午後からはいよいよ茶葉を薪火で釜炒り。



井川さんの指導で、茶葉を焦がさぬよう手を動かし、茎の芯まで殺青できた頃を見計らって釜から取りだし手揉み。
しっかり揉んだ後、また釜で揉みながら炒り水分を飛ばし、取り出してまた手で揉む。
これを交代でくり返して茶葉を乾燥させて仕上げていきます。

茶葉の状態によって、釜の温度の調整、釜の中での茶葉の炒り方など、奥が深い!
お茶の香りに包まれながら作業を続けると、次第に茶葉が乾燥。

次は、前半に摘んで暫く置いて、やや萎凋を進ませた茶葉の釜煎り。
こちらは微発酵茶。
殺青のあと手揉みと乾燥をくり返し、お茶に仕上げていきます。



出来上がった2種類のお茶を使って、お茶仙人にお茶を淹れていただきました。



香り高く力強い煎茶は他では飲めないお茶の美味しさ。
微発酵茶は口から鼻に抜ける香りが更に素晴らしく、美味しさもまた格別。
更に、お茶仙人の作られた紅茶もいただき、お茶の奥深さを改めて感じました。



出来上がった二種類のお茶を袋詰めし、参加者でいただいて帰りました。

山里の緑と小鳥の囀り、そしてお茶の香りに包まれながら多くの事を学んだ1日でした。
お茶仙人、井川さんを始めお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コバケン・ワ-ルド in KYOTOへ | トップ | 唐木指物 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

煎茶」カテゴリの最新記事