木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

黄檗売茶流萬福寺文化祭

2023-11-12 22:54:30 | 煎茶
黄檗売茶流萬福寺文化祭が12日晴天のもと行われました。



10時の献茶式から始まり、様々な取り組みが萬福寺境内を使って行われました。



献茶式には雅楽の演奏をバックに、平安装束に身を包んだ皆さんも参加され、式に花を添えていました。

昼前からは廻廊に煎茶席が12席設えられ、参加者に様々なお茶をふるまっていました。
私も、開梛(かいぱん)の下の廻廊で、自分の作った煎茶道具を使い、煎茶のお席を出させていただきました。



お手前は「煎茶四つ急須手前」 4つの急須を使って二煎のお茶を淹れます。
使ったお茶は、無風流の家元の造られている無施肥・無農薬の煎茶を一煎目に
今年の春摘みにいき、僅かに萎凋をかけたあと、釜炒り、手もみを繰り返して仕上げた微発酵茶を二煎目にお出ししました。

今回もお菓子は手づくり
工房近くに自生する栗を拾い、渋皮煮を栗甘納豆に仕上げてお出ししました。





昨年「お菓子が終わって食べられなかった」という方も朝一番にお席に見えるなど、なかなか好評で、睡眠時間を削って作った甲斐がありました。

FaceBookのお友達の中国からのお客様や、「昨年参加できなかった」という方もたくさん見え嬉しい限りでした。



今回もお茶席と共に、制作している煎茶道具も陶芸の作家さんと共に展示させてもらい、参加者に見ていただきました。

お茶を飲んでいただきながら、皆さんといろいろお話しできるのも煎茶席の楽しいところです。
朝早くからの準備の後、切れ目なく8席のお手前を続け、その後の片付けと大変疲れましたが、とても充実した楽しい一日でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 黄檗売茶流文化祭2003 | トップ | 煎茶工芸秀作展 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

煎茶」カテゴリの最新記事