木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

栃銘々皿

2009-09-02 21:30:29 | 木工
栃の銘々皿
昨日の続きで、朝から表を仕上げて、次は裏にかかりました。


裏は、まず高台を残してペティーワークで切り取ります。


表のカーブに合わせて裏も鉋で削ります。


左が削る前、右が削った後
縁の厚みが均一になるよう、表と同じ曲線に仕上げます。


更に、安定が良いように、高台の裏も鉋ですき取ります。


最後に縁にわずかな丸みを持たせて削って仕上げます。


これで木地が完成 久しぶりの刳り物です。


朝から一日中鉋で削り続け、15枚できました。
削る感触に気持ちを集中して一日鉋で削っていると、まさに無の境地になります。さすがに腕が疲れましたが・・・。
この栃の杢、拭き漆での仕上がりが楽しみです。
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