渋出しの後、木賊、椋の葉で磨き、イボタ蝋をかけた部材。
組立て。箱が大きいので輪ゴムではなく、直角を確認しながらハタガネで固定しました。
組立が完了。
次は天板の甲盛り削り。
平鉋で削った後、豆鉋で整えます。
野籠部分は作理鉋で目違いを払い、
黒柿の覆輪を貼りました。蓋にも貼っています。
軽くペーパーをかけ、木地が完成。
続いて表の渋出しです。
内側に塗った石灰が少し濃かったので薄めの石灰で様子を見ながら調整しました。
乾いたら、石灰をブラシで落とし、まず、木賊で磨きます。
ペーパーとは違う艶がでてきます。
椋の葉で磨くと一層艶が上がります。
さらにイボタ蝋で磨きます。固いイボタ蝋を椋の葉でこすって取り、それで磨きます。
最後に布で磨いて仕上げます。
完成した桑文箱。
近々お送りいたします。