木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

「煌」展~日野祭へ 

2017-05-04 22:28:15 | その他
昨日(3日)工芸会でお世話になっている截金作家の中村佳睦さんの「煌」展に行ってきました。

展覧会は、制作に携われた「金剛輪寺の金剛界八十一尊曼荼羅」の公開に合わせて開催されています。


会場は湖滋賀県愛荘町の歴史文化博物館。
伝統工芸展などに出品された截金の工藝作品のほか、仏画も多く出品され、大変見応えのある展覧会でした。
展覧会は6月4日(日)まで開かれています。
博物館を出た後、金剛界八十一尊曼荼羅を拝見するため隣の金剛輪寺本堂まで登りました。


参道は紅葉の新緑が何とも言えない美しさでした。


本堂は、下から300メートルほどの石畳の参道を登ったところ。
なかなかハードな登りでしたが、新緑の中を歩くのは実に爽快でした。
拝見した曼荼羅の大きさと緻密さ、制作の事を考えると気が遠くなりそうでした。
お参りを済ませ、午後は日野町に向かいました。

5月3日は日野町の妻の実家の近くの綿向神社の春の例大祭。いわゆる日野祭の日です。

神社境内には各町内の曳山が集まっていました。


町に出てみると調度御旅所から神輿が神社に帰ってくるところ。


この神輿の練り歩きや、曳山を家々の桟敷窓から見物するのが日野祭りの特徴。

桟敷窓から見ると、

こんな感じ。目の前を神輿が通り過ぎていきます。


綿向神社に到着した神輿


曳山の間を通ってお宮入します。
夕方からは妻の実家でお呼ばれ。
鮒寿司、モロコなど湖国特産の美味しい料理をいただきながら楽しい語らいのひとときを過ごしました。

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日吉大社茶摘祭

2017-05-02 18:48:43 | 煎茶
日吉大社の茶摘祭に行ってきました。

昨年に続き2回目の参加です。


神事に続き参加者でお茶摘み。
今年は近くの幼稚園の園児が参加。そしてたくさんの報道陣。
とても賑やかなお茶摘みでした。


この茶園、比叡山延暦寺の開祖最澄が中国より茶の種子を持ち帰り、西暦805年この地に植えたのが始まりで、日本最古の茶園とされています。
この茶摘みを一目見たいと北海道から参加された方もおられ、とてもびっくりしました。


摘んだお茶は日吉大社に運ばれ、神前に献じられました。


今日は五月晴れに恵まれ、紅葉の新緑が実に美しい境内でした。


午後は黄檗売茶流の唐木先生席主のお茶席が設えられ、新緑に囲まれながら清々しいお茶をいただきました。
久しぶりにゆったりと時間が流れた一日でした。

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今日から五月

2017-05-01 21:31:11 | 木工

いつの間にか5月になってしまいました。昨日は最高の天気で工房の裏山の新緑も春の日に輝いていました。
公募展に向けての制作も一段落し、遅れている注文品の制作にかかっています。


まずは昨年の「一木一優展」で注文をいただいたサイドテーブル。
シンプルな構造で作りました。


塗装はガラス塗料を使ってみました。
Sさんお待たせいたしました。今日発送しました。

続いては、煎茶の棚付き器局の改造。
側板の刳り貫きのデザインの変更です。

いろいろと考えた末、卍崩しのデザインにしました。
元々刳り貫きがあるので大きさ位置は決まってしまいます。


側板を畦挽
鋸で刳り貫き、枠を付けて嵌め込みます。
糊を付けて貼り、木釘で固定します。


この器局30年以上前のものらしく、桐が黒ずんでしまっているため若干(かなり)違和感はあるのですが・・・


そこで少し色をつけ違和感をなくしてみました。
Nさん、明日納品させていただきます。

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