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夏川草介
映画化もされたシリーズの第三弾が発売になり、合間を見つけて読ませていただいた。
感想を書こうと思う。
この本を読むと、
行動し続けることの大切さ
向上し続けることの大切さと難しさ
を考えさせられる。
屋久島へ行った旧友から
新しく赴任した先輩医師から
さまざまな刺激を受ける中で、主人公が自らの生き方を見つめ直していく。
考えず、覚悟を持たずに走り続けること。
それが必要なときもある。
でも、覚悟を持って生きるべきと自らに課題を課したとき、人は少しだけ変わり始めるのかもしれない。
忙しくて、余裕がない毎日の中で、敢えてさらなる苦難の道を
その覚悟を、とても素敵に見守る細君の姿が際立つ作品になっています。
なんだか
私が、むすめの父にならせてもらったことで、生きるための覚悟をもらい、人間が変わったことにつうじるものがあるような気がしました。
自分から変わるのは難しく
否応なく変化させられるのは、持ちこたえる努力は必要なれど、いつのまにか変化させられている。
気がつけば、自らの変化に驚き、自らに課された試練そのものに感謝できるようになる。
私はそう思います。
先輩医師さんがそういう境地に達することができるのはいつの日か。
なんだか祈らずにはいられませんね。