「色鉛筆談」
1年ほど前からお世話になっている雑誌 RAT の編集長をされている 北野玲さんが、「雑誌RATの存続のためにも」ということで、精力的に執筆された本。
色鉛筆談。
色鉛筆に対する、様々な思い入れや使い方のアイディア。種類の紹介や描き方指南。色鉛筆の持つ可能性まで。
デザイナーとして、色鉛筆をこよなく愛する著者だからこそのエッセンスがぎっしり詰まった素晴らしい本。
たんなる読み物としてだけでなく、内容の充実度からして専門学校や講習会の資料にも使えるのではないかと思える
なにより、印刷仕上がりが綺麗でスマート。雑誌「RAT」にも言えることだけれど、ほんとうに素晴らしい装丁。
そんな意義ある、素敵な本に。
なんと、私などが書いたエッセイが掲載されてしまう。
内容は…
お姉ちゃんが生まれて忙しい時期、
仕事を時間内に終わらせつつ家族を第一にしようと奮闘していた私を助けてくれた 思わぬ道具が色鉛筆であった というお話。
なんだか読み直すと、当時のことを思い出して胸が苦しくなる。
北野玲さんが、この本の構想をfacebookで発表された際、それに触発されてブログ記事を書いたことがきっかけ。不思議なものだ。
私の経験談が、色鉛筆の進歩と可能性の広がりを感じる一助になればありがたいなと思う。
合わせて、当時小学一年生だった娘が描いた色鉛筆画も掲載される。
一年生の上半期、クラスに馴染めなかった娘が自由帳に描いた絵。RAT10に書いたエッセイとも関連して、とても辛かったであろう時期に、色鉛筆画を本当にたくさん描いている。今となっては宝物。その時に打ち込めたものがあり、一番辛い時期をやり過ごすことができた。その一助になったのも、やはり色鉛筆であったんだなと思う。
なにはともあれ、自分が書いた記事が、娘が描いた絵が載る冊子が販売されるのは嬉しい。とてもふしぎな気分である。
一部だけ記事を抜粋してみる。
途中までね。(^^;;
本の詳細は、北野玲さんのホームページに紹介されている。
通信販売以外にも、近く岐阜で開催される 個展でも展示販売されるそう。
個展で購入するとお買い得らしいですよ。(^^;;
是非、足をお運びくださいませ。
(参考リンク)
REI さんのページ