稲は、乾燥機にかけずに天日干しをして自然乾燥にする方がおいしい米になるのだそうです。その自然乾燥をさせるために、稲を棒にかけて乾かすのですが、そのかけるものを何というのでしょうか。
私の地域では おだ と言います。どこから来た言葉なのか由来は分かりません。また、漢字も分かりません。漢字は無いのかも知れません。この おだ に相当する言葉はたくさんあるようです。何が標準語なのかはわかりませんが、稲木(いなき、いなぎ)と言うのが一般的なのでしょうか。私の地域ではその語はありません。つまり言わないです。そのほかに いなき(稲木、稲城)、いなばた(稲機)とも言うようです。
その他、田茂木、稲棒というような語もあるようです。こういうのは、俳句の季語として使われるので、ニャンパルさんが詳しいでしょうね。
これ、良い写真でしょう。私が撮ったんですよ。淋しい山田に
木が少し紅葉(もみじ)して長いながい おだ が延びています。
辞書によると、新潟、富山、福井、岐阜では はさがけ というそうです。漢字では 稲架 と書くようです。そのまま読んで とうか とも言うとか。言わないのかな。 おだ は、茨城、千葉で言うそうです。稲を おだ に架けるので おだがけ と言います。
虫にやられたブロッコリーです。怠けていると、こういうことになります。モンシロチョウの幼虫がいました。この頃は、モンシロチョウを虫取り網で捕ることがあります。捕ってもとってもやってくるんです。
このブロッコにはウィンクが付いていることがあります。ふつうのではなくて、ブロッコやキャベツなどに付くのは土の中に暮らしているものです。これは以前は居ませんでした。どこからか来たのです。宇宙の果てからきたのでしょうか。茶色で、小型で、山高です。
家(うち)にくるベートーベンの奥さんは、たくさんいたので土に埋めたんだそうです。そりゃだめですね。駆除にならない。喜ばれるだけです。
久しぶりに 補)
ウィンク = かたつむり
ベートーベン作曲 → 第九交響曲 → 大工
ところが近ごろでは、この おだがけ した米と変わらないおいしさのものが乾燥機で出来るのだそうです。マイコンの技術でもって、最初はチョロチョロで中パッパじゃないですが、そういうような温度を調節して、自然乾燥に近い状態にコントロール出来るのだそうです。さすが日本の技術。すごいですね。
おだがけ をしているのを見ると、「あ、これは自分ち(家)で食べるものだな。」なんて思ったりします。狭い山田に作っているもの以外のものは、たいていはそうなんでしょうね。
米つくってみたいな~~。水がなんとかなれば・・・・。
一日一茶
蕣(あさがほ)やたぢろぎもせず刀禰(とね)の水
利根川の洪水の時の句だそうです
この 蕣(あさがほ) という語なのですが、私は浅学で
分からないのですが、あさがお という語はムクゲ(木槿)の
別称でもあるそうなのです。蕣 という文字の意味を調べると
むくげ と書いてありますので、この場合には朝顔ではなくて
ムクゲなのかなと思いますが、はたして正解は??