キビしい現実

2008年10月16日 | Weblog

 息が荒くならない程度ならと思って、茎から上の部分を刈り取ったモロヘイヤの株をシャベルで5つほど掘り起こしてみました。今は、ウォーキングもやらないでいますから、一つを掘り起こすにもゆっくりやり、二つ目にかかるのに、青空を眺めたり、ジャンボジェット機をしばらく見上げてみたりして時間をかけています。この天気が良い日に、モロヘイヤの根っこで倒れたりしたのではつまらないですからね。近所に聞こえたらみっともない。

 

 キビです。今年は、間違って種も何も全部使ってしまいましたので、全部こぼれ種が育ったものということになってしまいました。

 全部使ってしまって、種が無いと気づいたときには、と来ましたね。鶏に向かって「戻せ~~~っ」と叫んでもどうしようもない。でも、こぼれた種があったので助かりました。間違ってファイルを全部消してしまったときのような気持ちになりました。

 

 雀にかなり食べられています。しかし、雀が穂に留まり折れたものにはもう留まれませんから、それはかなり実が入ったままで残っていました。

 

 穂だけ剪定ばさみで刈り取って、古新聞を入れる袋に。穂だけを刈り取るなんて、東南アジアのどこかの国の米の取り入れのようなやりかたです。このあとは、ゴザに広げて干しました。数日干して、殻をとばして実を収穫です。これくらいの仕事は心臓に負担をかけません。

 土にはずいぶん実が落ちていました。また来年も、こぼれ種を育てることになります。手間が省けます。こういう変わったものを育てている理由は、知人から種をもらったからです。気が向けば粉にしてキビ団子を作ります。

 

 「お宅の大根はまだ小さいようだから。」と言って、そのキビの種をくれた人が大根を持ってきてくれました。これは JA 売店への出荷漏れのものです。曲がっています。間引きした後に風が吹くと曲がるのだそうです。

 その人も、キビを少しばかり作っていますが、間違ってトラクターで耕してしまったのだそうで、もう自宅には無いそうです。奥さんからキビしく叱られたそうです。「それじゃ、持っていったらよがっぺ。」と言って、すこしばかり種として刈り取ってあげました。一部里帰りです。

 お茶を飲みながら雑談をしましたが、ここだけでしか聞けないという近所の特ダネなどをゲットすることができました。そういう特ダネはさっぱり金銭的な価値がありませんね。知らなくても良いようなことばかりで、野次馬特ダネばかりです。

                 


 


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