昨日は、久しぶりに野良仕事はしませんでした。やるべきことは、いくらでもあるんですけどね。日曜日ですから。安息日です。ですので、ウォーキングが出来ました。それでも予定した距離の半分しかできませんでした。鉈(なた)はあるし、鍋もあるんですけどね。(つまり鎌はない。釜はない。かまわない。)
歩くと、いろいろなことを考えますね。思い詰めるような思考はできませんが、よく例えられる言い方を真似していいますと、いろいろな思いが走馬燈のように巡るものです。さまざまな不可能なことも含めて。
仮に地球の大きさが今の1,000倍くらいあったとしたら、たぶんまだまだ知らない動植物があるのではないかとか、秘境の探検はまだまだ出来るでしょうし、比率からすると人間の大きさは蟻の大きさくらいになるんだろうな、なんて下らないことを考えたりしますね。お金になるようなことは、さっぱり思い浮かばないです。もっとも、あまり持つと今までの生活のリズムが変わりますから、ほどほどにあれば良いです。
「星の王子さま」は、逆に小さな星に住んでいる王子さまの話です。今やっている何かのコマーシャルに、小さな緑の地球をぐるりと歩くシーンがありますね。
奥さんの友達がパンを焼いてくれました。朝食にいただきました。とてもおいしかったです。米の消費が落ちていると言いますが、時にはこういう朝食も、何となく夢の世界に入ったような感じがして良いですね。普段は純和風的な朝食ですからね。
奥さんは9月末で仕事を終えました。これからは日中に一人でいることがなくなり、淋しくなくなります。
淋しさにたえたる人のまたもあれな
いほりならべむ 冬の山里 西 行
ナスはまだ出来ていますが、さすがに真夏のような勢いはなくなりました。もうそろそろ終わりですね。なにせ、暖房器具を使いたくなる時もあるこの頃ですからね。
今年は、病気にも見舞われず害虫の影響も受けずに、枝が折れないようにと手を立ててやったくらいで、その他はほとんど世話もせずに良く生ってくれました。友達にも篭一杯にして何度もやることができました。
右手の方では「こんどは俺たちの番だ」なんて言いたそうな感じです。京都の別れですね。木屋町で別れました。木屋別・・・キャベツ。木屋町といえば、ナスはけっこう大きくなって高瀬川なんちゃって(高瀬川が流れています)。
そんなダジャレはナス(無し)にして、話題を変えましょう。
ほかの人に見られたら、おかしくなったのではないかと思われるでしょうが、時どき地面に横顔をつけることがあります。もし猫の大きさだとしたら、どういう風に景色が見えるだろうと思うからです。植木や野菜も草もすごく大きく見えますね。それが、蟻の目線だったらどんな風になるだろうなぁなんて思いますよ。暇ですね~~~。
今日は雨の朝でした。昨晩から降り出してずっと降っていました。ですので、野良仕事は連休になりました。
一日一茶
秋風やのらくろ者のうしろ吹
吹くは「く」という送り仮名はありませんでした
廃句
秋風や木の葉いちまい舞い上げて
秋風や遠き思い出吹き寄せぬ
秋風や涙ひとつぶほろり落ち
秋風やごはんがうまいもういっぱい
秋風や猫が背をまるめ背伸びする
秋風やおにぎりの上に赤とんぼ
秋風やコスモスの上とぶ赤とんぼ
秋風やいつも変わらずコケコッコー
秋風やビビッと沁みる虫歯かな
秋風や一人さびしく日暮れどき
秋風や何かが背をなですぎていく
秋風や明日とあさって休みます