大工さんが来ていると、静かな秋を送るということは不可能です。別に静かな秋でなくても良いのですけど・・・。今日は三種類の仕事師が来ていました。まず、大工さん。それからサッシュ屋さん。それに水道屋さん。
大工さんは古い物置の改造。サッシュ屋さんは雨戸の取り付けの仕上げ。水道屋さんは、風呂場の改造のためのボイラーと石油タンクの付け替え。
お茶の時には賑やかです。いろいろな話題が出て、退屈な毎日の私にとっては、ちょっとした刺激です。さっぱりお金になるような情報はありませんでしたが。でも、私は実際は退屈ではないのです。聖書のような言い方をしますと、私には退屈するなんて鯛が靴を履くよりも可能性がないのです。(補に行く↓)
おまけに、大工さんの奥さんが、お祭りだからと言って、栗おこわを作ってきてくれました。それに近くの有名な肉屋さんが揚げたメンチカツにコロッケまで買ってきてくれました。おいしかったねー。さすが「ダイトウリョウ」の奥さん。大工の棟梁ですから大棟梁です。
奥さんの友達が遊びに来て、お土産にこういう果物を持ってきてくれました。名前はポポーというのだそうです。ネットで調べたら pawpaw と書いてありましたので、ポーポーと発音するのが適切かも知れませんが、日本ではどちらも言うようです。http://www.lcv.ne.jp/~suzuiito/kajyu/kajyu-sub/popo-.html#2004 にかなり良くでていました。
ヌルヌル感はアボガドのようですが、味は甘く、香りは独特。好き嫌いがはっきりしている人は駄目かも。私の地域でも栽培できるようです。実際、友達は近所からもらったのだそうです。種が出てきたので、蒔いてみようかなと思っています。忘れなければの話ですが。この頃は、物忘れは一番の特技です。私は、「ほうほう」と言いながら食べてみました。
普通の、昔からある甘柿です。名前は分かりません。それなりにおいしいです。今年は冨有という種類は、ほとんど全滅です。木は二本あるのですが、どちらもたくさん実はなりましたが、熟する二歩手前くらいで、どんどん落ちました。なので、今年の我が家は嵯峨野の落柿舎です。
柿落ちて今年は不作と知る遅さ
どうして柿の実が落ちるのか、猿もいないし蟹もいないのに。これは今後の課題です。
リラさんのところでは、猫の置物があるそうです。ただし、生きた猫だとか。我が家だって負けずに生きた猫の置物がありますぞえ、厚生大臣。欠点は動いてしまうことです。しょっちゅう場所も変えますね。
最後のキュウリです。あとは来年の夏まで我が家の畑にはキュウリはありません。敷き藁は、私が動けないので、奥さんが都合の良いときに片付けることになります。そしたら、虎を食べて地ならしをして冬を迎えることになります。
今年の秋は、私が蒔いたものとか植えたものはゼロです。ついでに引退してしまおうかなとも思ったりしますが、そしたら畑はどうするのということになりますので、それが問題です。畑という一定の面積がある以上は 「 畑はほっとけ 」 というわけには行かないですね。
一日一茶
茹栗や胡座巧者なちいさい子
ゆでぐりやあぐらこうしゃなちいさいこ
私なりの感想
夢中でゆで栗を食べていたら、ふと気が付くと脇にいる小っちゃな
子があぐらをかいて、やっぱり夢中で食べているんだね。こんにゃ
ろ小っちゃなくせに、おめぇ、あぐらうまいじゃん。
かわいいねー。
補)
キリスト曰く「金持ちが天国に入るのは、ラクダが針の穴を通るよ
り難しい。」
顰(ひそ)みに倣(なら)って、私も賢そうなことを言ってしまい
ました。
虎食った トラクター