conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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久しぶりの玉堂美術館

2011-11-17 23:31:00 | 日記
14日(月)ランチクルーズ当日は天候に恵まれ、上着を脱ぐほどの温かさでした。当然海風も波も穏やかで、乗り合わせた同胞と外国人ツアーも笑顔連発でしたね。
その中でただ一人、知人のおばはんを見つけたのでランチテーブルも一緒、買い物も一緒しました。と言っても家内の知人でもありますから、私は脇役でしたが。

翌日夜に風呂からあがって暖気を取らずに夜更かししたせいか、くしゃみの連発を食らいました。
風邪の気はなかったようなので、奥多摩御岳にある川合玉堂美術館へ行き、展示作品を久しぶりに鑑賞してきました。

この日も朝のうちは風も冷たかったのですが、強引に家内を引き連れて梅郷の吉野街道に差し掛かった頃には、ピッかーんと歓迎の陽気につつまれました。

「あら、いい天気になっちゃったわね」助手席の家内は満足そうです。
「味方がついているからね」と私。
一瞬何のこと?家内が空を見つめました。

玉堂美術館の鑑賞券は30年来通読している朝日新聞からの無料招待券をいただいたものです。無料で近い距離にあると云うだけで足は動くものです。

入館する前に館前の黄金のイチョウの大樹の下で記念写真をぱちり。
奥多摩は杉山が多いので、この季節でも緑の色調で覆われています。渓流の岸にあってひときわ燦然と輝く黄金色は、館を取りまく白壁に映えて美術館を格調高い存在に仕立てています。

今回気づいたのは外国人がツアーで参加していること。老若男女は何処も同じ光景ですが、中にはあまり歩けない老母を連れた孝行息子もいましたが、ベンチに座らせたまま息子だけが絵の鑑賞に浸っている一幕も見られました。

玉堂翁は人品いやしからず、温厚で整った面立ちは絵にも表れています。小品が殆んどだったのは残念だったけれど、14,5歳ごろから書き始めたスケッチブックを見ると端正な描写力に驚かせられます。

以前に代表作の『往く春』を観られたのですが、もう一度観てみたい。
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