conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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我楽多日記

2017-12-06 06:47:56 | 日記

念入りにと言うか、思いを込めてと云うか、年間の埃汚れを除去しました。と言ってもまだ一階の一部にとどまり、明日も引き続き続行となる。硝子戸と網戸、サッシの雨戸とレール、たったこれだけでも、こびりついた汚れを落とすために丁寧にやったという安堵感が、もう終わったような充足感と疲れを癒やす入浴によって、一種の開放感に浸った夕べを迎えたのであった。勿論スコッチのお湯割りが陰の功労者であることは、入浴後の乾杯が解放感を一気に高めたことでも頷ける。

ブログも留守がちになったけれど、これと云った為になる事項を持ち合わせていないと言ったらウソ。何もしてない訳ではないのです。11月17日(金)には国立博物館の「運慶展」を観てきました。強い日差しの中に高齢者の長蛇の列がつづら折りに。入場まで50分待ちの宣告でした。新聞販売店から戴いた参観無料のチケットであったものを、有効期限が過ぎてしまったので100円割引券となり果てたのですが、奈良興福寺をはじめとする諸仏の端正な立像に出会った瞬間に、お金を払って入場したことが当然のように思えてきました。
仏像は端正なだけでなく、内在する命を緊張感を以て発散していたように感じたのは、運慶たち慶派の確かな技量によるものでしょうし、時代を引き継いで多くの人々の祈念の対象として、魂を宿してきたからこそ感じさせられたのだと思います。

仏像は対象として感じることで心の内に留まりますが、古文書ごときは解析が難解です。文字の判読が難しいので初心者としては原書はとても手に負いません。誰かが翻訳的に書き写したものを二次的に解読する方法で、伝承とか郷土史の編集みたいな真似事をホームワークにしているのですが、これも「つもりそのつもり」の範疇です。

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