conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

カタストロフィーの出現

2020-01-09 13:39:23 | 随想
 中東の油田地帯が焦げ臭くなってきた。21世紀においてクリミア半島が強奪されて以来の、大国が拘わる大きな事変である。トランプが投げた賽の目は、イスラーム全土を巻き込む危険性を孕んでいる。この地球上で潜在的に危険視されていたのは、バルカン半島とパレスチナ・イスラエルの領土問題であったと思うが、グローバル化と民主主義の崩壊に瀕している今は、何処にでも波乱が起こり得る時代の転換期に差しかかっているようだ。尤も沸騰点に近い摩擦熱が起こるのはこの先であろうけれど、海底の大陸プレートのひずみのように、気がついたときには反発力が働いて天地動転の天然自然現象が表出する。カタストロフィーの出現である。過去の歴史でも第一次大戦が勃発した欧州戦線のように、暗殺事件を起点として多国間の対立を生んだ状況が世界を大きく変えた。時代が圧縮されて爆発力のマグマが昂じると異次元への反転作用で人類もふるいに掛けられる・・・正夢にならなければよいが。
 次元はぐっと下がって我が身辺に置き換えると、正月の寺院で平穏無事を祈願しても平坦な道を歩めるはずがない。何時かは壁に突き当たる。
コメント