conparu blog

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選民なのだろうか?

2025-01-05 23:42:13 | 随想
選民を称えるユダヤ人とは、神の意志を引き継いだ最も神に近い民族であると認識しているつもりだが、ネタニヤフ率いるイスラエルユダヤを見ていると、パレスチナの地からパレスチナ人を抹消するが如き、神に背いた迫害を続けている。ただ一つの根拠は選民として神の約束された地に建国したということ。 しかし本当に選民なのだろうか?『ユダヤ人は何時どのようにして発明されたか?』によると、ユダヤ人と称しても元来はコーカサス地方にいたハザール人であり、ユダヤ教に帰依したが故にユダヤ人と称するようになった、と言うことで根拠は欺瞞である。
 1月4日(土)の朝日新聞朝刊によると、パレスチナのガザに住んでいる女性、ディナ・アブルバイヤさん(24)が日記を綴っていることを伝えている。日々廃墟化するガザの地で、何のために日記をつけているかと言えば、「私たちの置かれている『現実』を何時か世界の人々に知ってもらえるかも」と言う期待が原動力になっていると言っていた。さらに彼女の透徹した現状に対する自覚には頭が下がる思いがした。「パレスチナ人として、この苦しみとともに生きることは、おそらく運命だったのだと受け止めている。諦めるのではなく、覚悟を決めて立ち向かわなければならない。この監獄に再び光が差す日がやってきたとき、私たちの言葉を世界に届けるためにも。それが運命が私に課した義務なのだと信じています」・・・なんと謙虚で自らの運命を肯定的に捉えている言葉は、まさしく神の恩恵に忠実で、まさしく神に選ばれた本来のユダヤ人を彷彿とさせるではないか。
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