かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

富士山が噴火するとして、そのとき自分がどこにいるかが問題かもしれません。

2007-12-06 22:48:57 | Weblog
 昨日、「4℃なら大したことはない」みたいなことを書いて高をくくっておりましたら、今朝の国道電光表示板に現れた気温は0℃。さすがに寒かったですね。やはり今年の冬はそれなりにまともな冬になるのかもしれません。
 とはいえ秋の風物詩だったはずの紅葉がこちらでも大分遅れていて、葛城山や二上山で、ようやく常緑の杉と紅葉する落葉樹とがまだら模様にはっきり見分けがつくようになりました。というか、今日やっと山の姿がそうなっていることに気がついたのですが。色づきといえば柿もずいぶん色づくのが遅れましたし、みかんもだんだん南のほうでは作りにくくなってきて、九州南部では今世紀半ばにはもうみかんが作れなくなるかもしれないのだとか。あれもこれも地球温暖化、という化け物のせいらしいですが、既にいろんなところで爪あとを残していってるみたいです。
 ところで、自然現象にはほかにもいろいろ恐ろしいものがありますが、たまたま車で聞いてきたラジオで、富士山が噴火したらどうなるのか、という話をしておりました。まず東海道新幹線と東名高速道路は運休および閉鎖、とこのあたりはまあなるほどさもありなん、と容易に納得できるのですが、更には航空路も使えなくなり、どうやら風向きによるのでしょうが、成田や羽田も閉鎖を余儀なくされるのだそうです。ほかにも想像してみるに、火山灰が東海から関東に降り積もって都市機能も麻痺するのでしょうし、噴火の規模によっては気象すら捻じ曲げてしまうかもしれません。とりわけ、物流の麻痺は大都市にとっては死活問題であり、一発の噴火で我が国の首都はROMちゃんに支配されるのと同然な状態に陥り、国そのものが危殆に瀕するのかもしれません。
 とはいえ、鹿児島県の桜島を始め、しょっちゅう火山灰が降る中で生活している人たちが何万人もわが国には存在するわけですし、そうなったらなったで、案外しぶとく図太く、生きていけるものなのかも、とも思えます。ようはいつどれだけの規模で噴火するかなのですが、平均すると120年に一度の割で噴火する日本最大の活火山。それが1707年以来噴火していないということですから、統計的にはいつ噴火してもおかしくない状況ともいえるわけで、いつだったか火山直下のマグマが動いていることを示す低周波地震なるものが頻発した、という情報もあったりしましたから、やっぱりいつの日か噴火する日が必ず来るのだろうな、と思われます。関東方面にも友人知人はたくさんいますし、何より自分が関東にいる確率がここ数年30分の1くらいになると見積もられますから、自分自身が被災する可能性もけして低くはないわけです。とりあえず国や関係自治体などで噴火を予測するための観測体制を作っているようですし、関東全域を巻き込むほどな大噴火なら、予知することも何とかなのかもしれません。そんな成果を期待しつつ、あの秀麗な山容がいびつに変化しないことを祈りたいと思います。

コメント
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