かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

UFO、信じたいなら心の中でそっと信じていればいいんじゃないですか?

2007-12-18 21:08:14 | Weblog
 今朝はそれほど寒くなく感じたのですが、いつもの国道の電光掲示板は2℃を示しておりました。2℃ですと、耐えられないことは無いまでも結構凍てつき感を覚えるものですが、それほどまでも無かったところを見ると、ようやく体が寒さに慣れてきているのかもしれません。知り合いの大学の先生に伺った話では、南極越冬隊に参加した同僚の先生は、しばらくすると氷点下何十℃という極寒の中でも特に防寒具など身に着けなくても、平気で過ごせるようになったそうです。多少の誇張はあるかもしれませんが、この話からすると、人間の適応能力というのは想像を絶したものがあるといえます。それからすれば、氷点付近の温度に慣れるくらいは造作もないと言えるかもしれません。
 もっとも、2℃といっても小数点以下は表示されていないので、多分小数点以下は切捨てないし四捨五入と考えられます。切捨てなら2.9℃、四捨五入なら2.4℃までは2℃の範疇ですので、その最大値付近の温度なら割合に寒さはやわらかく感じると思われます。わずか1℃未満の気温差でも、冬の朝バイクで疾走するには重要な温度較差といえるのです。

 さて、今日ニュースを見て、内閣支持率急落、という話に何をいまさら、と思った直後、もっとトンデモ話を見て、目が点になりました。時の官房長官が、UFOを肯定した、という話です。その前に、昨日民主党の参院議員が未確認飛行物体(UFO)に関する質問主意書を出し、今日、政府として存在の確認はしていないとする答弁書を出した、という話にまず唖然といたしました。質問するほうもするほうですが、答えるほうも答えるほうです。前後の経緯が全く不明なのでどういう話からそういうことになったのか、皆目わからないのですが、ただでさえ難問山積みの国政において、こんなやり取りに貴重な時間を費やしていていいのか、と激しく疑問に感じました。その上、官房長官が個人的にと何度も断りながらも、ナスカの地上絵を引き合いに出して、自分は絶対いると思う、などと記者会見という公式の席上でのたまうとは、正直信じがたいものがあります。
 私はUFOについて、どちらかといえば否定的な考えを持っていますが、いれば面白いだろうな、とは思いますし、否定しさるだけの根拠も持ちあわせていないので、否定も肯定もするつもりはありません。
 したがって、個人的にそれを信じようが信じまいがそれはその人の勝手だと思うのですが、そう思う一方で、これだけ子供達の理科離れが問題視され、怪しい新興宗教の類や胡散臭い占い師などが跳梁跋扈し、霊感商法など悪徳業者が後を絶たない今日的状況において、時の政府要職がこのような発言を軽々に行うのは、やっぱりどこかおかしいと感じざるを得ないのです。

コメント
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