はい!、はい!、読書の秋でしたね。ならば私の書架からひっぱりだした本でも紹介しましょう。
手にしたのは、アメリカのプロダクトデザイナー、シド・ミード(1933-2019)の「センチネル」(1979刊行)から引用しました。プロダクトデザイナーが描いたヴィジュアルであり、もちろんスターウォーズが登場する以前の未来デザインであり、ハリウッドの映画制作者達は、彼のヴィジュアルセンスに注目し、「ブレードランナー」をはじめ、「スタートレック」、「トロン」、「2010年」、「エイリアン2」、「ショートサーキット」などにヴィジュアル・フューチャリストとして参加してきたとWikは解説している。
私も学生時代、ほんの少しだけプロダクトデザインを勉強しましたから、彼のイラストは随分とレンダリングの参考にしました。こんな風に建築をデザイン出来ないかなぁーと学生時代は考えていました。もちろんそれは大学の設計実習で少し試みましたけど、なんか磯崎新風と先生達からからかわれ、私は一寸心外だったけど成績はよかったでしたね。
今見ると古い本ですから、みていると目が慣れてくるのが不思議。もちろん彼は、この後日本でもバンダイなどと関わり、数多くの未来世界をゲームソフトを通じて表現してきました。
彼はプロダクトデザイナーの出身ですから、初期の頃フォードやボルボ、イタルデザイン、フィリップス等とも関わり多くのプロダクトを世に送り出しています。
さて次回は、ルイジ・コラーニを紹介・・・、あら!、彼の作品集をCAR STYLING(創刊号から揃えていた)と一緒に私の大学の図書館に寄贈しちゃったようだ。
ならばジョルジェット・ジュージアーロか。だが彼は公的な本を出していない。彼のカーデザインはつとに有名だから、ここで述べる必要はない。だれしもが見ているジュージアーロのデザインというデロリアンだろう。そうあの映画バックトゥーザフューチャーに登場してきた車である。
VW Sirroco Rendering
参考文献:Syd Mead:SINTINEL,Dragon's Dream,1979.
Giorgetto Giugiaro:DMC DeLorean