
ある時クロッキー教室のモデルさんが2人来てしまった。ならば二人を同時に描こうという珍しい機会に恵まれた。女二人!、1人の主役が常であるモデルが二人というのは、少し不思議な感覚だが、群像だと思えばいいか。
2人のモデルさんを描きながら、例えば2人の女が同時にあなたの前に現れて、どちらかを選べ!、と迫られたらどうするんだろうか?、どういう判断を男は下すんだろうか?、と想像していた。一人は理性的な顔だちであり、もう一人は陽気でかわゆい系と外見もキャラクターも正反対だ。そんな答えにならないことを考えながらクロッキーをしていた。
まあわてならかわゆい系を選ぶな。どうして!?、理由無し、万事可愛ければええんちゃう、という単純な考え方。
クリエイションの能力を落とさないためにも、少しクロッキーを描き続けている。建築をしているから、別に裸婦である必要はないけど。
そんななかで、やはり裸婦を描いていた建築家がいた。宮脇壇(まゆみ)である。Wikをひくと洋画家宮脇晴とアップリケ作家宮脇綾子の子として名古屋市で生まれたとあるから、なるほどデッサン心はDNAだったか。裸婦、あえていえば一番基本的な空間のモジュールの1つとする理由だろうか。
さて年末も原稿執筆の仕事で忙しいので、多分街へでかけて撮影する時間はなさそうだ。ならば手元にたまっているドローイング系でブログを続けよう。
それに京都市内は、外気温6°、雨、実にくらーーい毎日が続いている。日本海沿岸にいるような、この陰惨な天気は、あらゆる気力をそぎ落とし実に悩ましい。
クロッキー帳47.
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