Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング932. 小説:小樽の翠841.看護師エマ

2024年11月06日 | drawing

 今日の翠は日勤、ナースステーションで雑用に追われている。
すると背後から「はーーい、み・ど・りーーー」と声がする。
そっかあ、今日は新入りの看護師が来るんだったな。
振り返ると、黒い顔をしたスレンダーな新入りが立っている。
「新人のエマでーすーー。よ・ろーしーく・お願いします・・・」
翠「あらなんでわたしの名前を知ってんだ!」。
エマ「婦長さんから、みどりさんを、たーずーねーなさいと言われました」。
翠「どこからきたの?」
エマ「ハーワーイ。日本の看護学校にはいるときに日本語を勉強した。」
翠「なんかナイスバディだな・・・。スポーツしているの?」。
エマ「ボディビル!」。
翠「力、あるんだ!」。
エマ「ジジババは任せとき!」。
翠「なんでこんな地方都市の病院に来たんだよ?」。
エマ「旦那の仕事の都合」。
翠「オッ、若くても旦那がいるんだ。アメリカ人?」。
エマ「NO、日本人」。
翠「それは、話しが合いそうだな。」
エマ「夜のお茶タイムだな!」。
なんだ、そんなことまで知ってんのかよ。
そういってエマは、サムズアップのサインをして主任に呼ばれていった。
エマ「夜な!、あーっ違った。夜勤の時ナ!!」。
・・・
木々が色づき秋の小樽だ。
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