今日のジェシーは鼻息荒い。きっと同級生の女の子達の行動に唖然としていたのだろう。
だから話題を変えたけど、口をつついて出てきたのはよくあるセリフだ。
「ジェシーのところはどうなの?」
言ってからしまった!。曖昧な言い方だった。
ジェシー「ああっ、家ねぇー・・・。帰ったら旦那に抱っこだよ。そんでベッドまで連れて行ってもらって燃えるよね」。
「旦那は力あるんだ・・・」。
ジェシー「だって外科の医者だよ。力なきゃ仕事ができないよ。そんでねぇー、ベッドまで行く間に旦那のペニスをナデナデしてさ。でっ、旦那はゆさゆさと揺すりながら、連れてってくれるんだわ。」
尋ねてないけどなぁー・・・。しゃべりたい。そもそも恥という概念と無縁のアメリカ人だからなぁー・・・。
ジェシー「旦那のペニスは大きくて固いんだ。日本人ってペニスがでかいのかい。だってアメリカ人なんか大きいけどフニャフニャだよ」。
「それは初耳だなぁー・・・、膨張力があるとか!?」(*^▽^*)。
ジェシー「あのなあ、鈴木春信という画家のふきよえ!?、違う浮世絵か・・・、春画をみたらやたらペニスがデカいんだぜ。多分旦那のより大きい。ため息出ちゃうよ。あれが日本人の平均サイズかよ!?・・・。」
「チャウチャウ、誇張がある。葛飾北斎の富士山だって誇張しているしさ。誇張するのが浮世絵の表現技法の一つなんだよ。」
ジェシー「誇張ねぇー・・・」。
信じられていない。
「つまり日本の浮世絵師達は、不勉強で人体を全く勉強しなかったんだよ。江戸時代だからダビンチの人体解剖図などは、長崎出島で見られたはずだ」。
ジェシー「絵を描くのになんで人体を勉強しなかったんだよ!」。
「貧乏だったんじゃない!?。葛飾北斎なんか何十回も引っ越しをしたそうだ。借金取りから逃げるためだろう」。
ジェシー「春信は感動するぜ・・・・。ペニスデカいし・・・。」
そういいながら駅前の閉店間際のスーパーでステーキ用の肉を調達し札幌行きの汽車に向かった。ハルノブ、ハルノブと口ずさみながら・・・。
まあ世間は美人画ぐらいしか連想しないからいいんだけどさ・・・。
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