オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

2022年、年末のベチャ雪地獄の記録

2024-12-18 15:54:58 | 北見市の出来事・行事など
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2022年、年末のベチャ雪地獄の記録


2024年12月18日(水) 晴れ      朝方  -15℃ 日中は ~ -2℃。

朝方は大地はカチカチに凍り、しばれが強く寒気を吸い込むと鼻や喉がヒリヒリする感じ。


このところ、朝方にはうっすらと数cmの雪が見られるが、日が照ると大方解けて、北見市は今のところ積雪ゼロが続いています。

北海道日本海側や岩見沢、士別、その他の地方ではあたかも豪雪地帯みたいな積雪だが、北見市などオホーツク一帯は未だ雪が無いのです。


このまま積雪がないまま年を越すと、いつも雪の下で寒気をしのいでいた庭の植物が多数死んでしまうのが心配です。


北見市などオホーツク地方は一般的に冬の気候は大雪山系などの日本海側に比べれば穏やかなことが多いのですが、ごく稀に大雪を見ることがあります。


それとは別に2022年度暮れにひどいベチャ雪地獄を経験しましたので記録しておきたいと思います。





2022-12-23(金) 雪 のち 雨   +2℃



昨夕から湿った雪が降り始め 孫長男君が除雪機で飛ばしている。







結局30cmほど積もり除雪車が入って道路脇に積み上げたのを孫たちが少し除雪しました。残り95%を私がホンダ除雪機雪丸と剣先スコップで3時間かけてやっと除雪。


湿った雪は重く 雪丸では飛ばしにくく、ブレードに凍り付きやすい。湿った雪は寒気ですぐにガチガチに固くなるため、道路脇の積み上げ部分は剣先スコップでこまかく崩してから除雪機で飛ばすという二度手間で体力消耗は二倍になりまいった。





湿った雪の重みで庭木の多くが曲がって折れそうなので雪を払い落とした。この湿ったベチャ雪のせいでオホーツク各地で、倒木で電線が切れてしまい紋別は全市停電。幸い、北見は停電はなかった。






湿ったみぞれみたいな雪は私のダウンコート上で解けて、結局下着までグッショリ濡れて取り替えるほどになった。 ダウンコートはこの一着しかないので洗濯機の乾燥機で水を飛ばし、乾燥機にかけて扇風機をまわして干したら 数時間でなんとか乾き、それを着てまた除雪作業。





昼はマイタケ炊き込みご飯チンコしたのとコーンスープ、蒲鉾、半熟ゆで卵。






退屈な孫たちがかまくら造りを始めた。湿った重い雪でスコップの柄を折ったがなかなか趣のあるかまくらができた。窓もあり手を出したりして喜んでいる。













孫長女君は映画大好き人間です。 ジージ。今晩、アバター2 見に行きたい。  おーそうか。 行こう。 いこう。




 
夕食は 鍋焼きウドン。







午後8時15分からのイオンシネマ上映中のアバター、ウェイオブウォーターを孫長女君と二人で見に行った。これは以前から二人で見に行くことを約束していた映画。大雪のためか客は私たち以外には数名で映画館貸切状態。




前作 アバター1 の続きで、こりない地球軍はふたたびやってきて惑星パンドラに基地を造り、原住民のアバターたちのゲリラ戦に手を焼いていた。ゲリラの指導者 ジェィクとその妻と子供4人を狙う特別な海兵隊員によるアバター討伐隊が組織され、惑星パンドラに送り込まれる。ジェイク一家は強力な刺客隊の追跡を逃れ、翼竜にのり 水の民のナビ(惑星パンドラ原住民)の国へかくまわれるが.......。





とにかく面白い映画でした。ジージが孫と見にゆく映画としては最高の映画です。 私も前作 アバター1 は二回見たほどのファン。




11時40分、映画が終わった。いつもと違い雪で屋上駐車場は閉鎖され、屋外の大駐車場に車を止めてある。エレベーターは3階で止まってしまい、孫長女君のカンをたよりに照明が消えた広いイオン売り場を彷徨ったあげく、なんとか車にいきついた。雪原の野球場みたいな、だだっ広い真っ暗い駐車場に私の車だけがポツンと一台という不思議な光景。雪でガタガタ凸凹のひどい道を走ってなんとか帰宅した。実は11時過ぎに終わる映画は18歳未満の場合父兄同伴でも禁ということだったが、それは後に初めて知りました。






2022-12-25 (日)  みぞれ  +2℃


斜め向かいのお宅は家の周りに十分な雪捨て場がないため、朝から軽トラに除雪機で雪を飛ばし、雪捨て場へピストン排雪をやっています。






昨夜中、オホーツク一帯でまたベチャ雪が降ったようだが幸い北見は積雪少なく20cmくらい。しかし雪がのちに雨になって途中でかなり解けたようだ。



脇道のわだちがすごいので、そのため除雪車が入ったもようで道路脇の積み上げがすごいこと。うんざりだが車が車庫や駐車場から出れないので積み上げを除雪機で飛ばしにかかった。









塊状の積み上げはまだガチガチには凍っておらず、けっこう飛ばす事が出来て、約1時間30分ほどでなんとか片づいた。 しかし後半は、やや気温が上がってきたのかベチャ雪が解けてさらに水分の多いベチャ雪になり、とうとう除雪機のブレードや回転ファンにへばりつき、それが寒風でたちまち凍る。排雪筒のなかもベチャ雪が筒状にぎっしり詰まって凍り、まったく排雪不能に陥ってしまい作業を中止した。お湯をかけて凍り付いたベチャ雪を解かして除去して、やっと治ったが、体力続かず今日はこれまで。


なんとか家や車庫の周りは除雪した。








昼食は イカ飯。






国道はベチャ雪がグレーダーで除雪されて走りやすくなったが、道路が狭くなり 2車線が 1.5車線程度になっているので要注意。








夕食は トリトン お持ち帰り生寿司。車が跳ねてイクラ軍艦ひっくり返った。








2022-12-27(火)昨夜雪 曇り +2℃


朝7:00 雪が積もっているよ、雪かきしてと起こされた。眠い。お向かいさんがママさんダンプで除雪中。



発達した低気圧の通過で珍しくオホーツク海側の各地でも湿った大雪で、雪の重みで倒れた木で電線が切れたりして停電の被害も相次いだ模様。









湿った雪の上に今朝は さらさら雪が20cmほど積もった感じだが 深い部分は依然ベチャ雪で除雪機でとばしにくい。




予報では 連日の雪は 明日からはおさまりなんとか落ち着くようだ。




夕食は ホッケ干物焼き魚   ハムとチンゲンサイ野菜炒め キムチ納豆   










実はホッケの焼き魚は皮も最高に美味しいのです。





その後、2022年、年末のベチャ雪地獄はなんとかおさまり、暮れ正月は比較的穏やかでした。


    当時のコンピューター日記より。


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ダムの下流はヤマベとアメマスと分断されたオショロコマ。

2024-12-15 17:28:22 | 渓流魚、蝶、自然
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ダムの下流はヤマベとアメマスと分断されたオショロコマ


202X-8-10 ( 月 ) 曇り  強風  26℃





このダムの下流にはわずかばかりのアメマス、ヤマベが見られ、オショロコマも少し生息しているが、いずれも極めて少なく個体群としては全く勢いがない。



おそらく数千年の長い経過で構築されてきた微妙な生態系が、この砂防ダム一基のためにたちまち破壊されてしまったことがはっきりとうかがえます。



状況的には上流に棲んでいたアメマス個体群はダムができたため海からの親魚の遡上が途絶え、その後エゾイワナ化できずに絶滅。ダム下流域にわずかに命脈を保っている格好でしょうか。








ヤマベ(サクラマス)はダムのために上流へ行くことが出来なくなり不本意ながら産卵にはあまり適していないダムの下流域で産卵することにより勢いを削がれながらもなんとか命脈を保っているのはアメマスと同じ。



川岸を見れば典型的なダム下流域特有のひどい荒廃状態です。長年続いていた適度の土砂の流れがダムで止められた結果、細かな砂礫は流れ去る一方で、結果、川底が年ごとに沈下し大岩大石のみとなり川とその周囲の生物にとってはまことに生きにくい環境になっています。










状態の良さそうなヤマベを少し食べるために持ち帰りました。





本来、最適な産卵場所は源流域であったものがダムのためそこには到達不能になり、そのため従来の勢いはないものと思われます。



オショロコマはこの渓流の下流から源流まで広範に分布していたがダムの上下で現在の朝鮮半島みたいに個体群が二つに分断されてしまった格好だ。
















それでも未だ何とかダムの上流と下流で、個別に世代を繰り返していると思われました。しかし、これら個体群間の遺伝的交流は完全に絶たれた格好です。












しかし、この砂防ダムの寿命は、もしかすると あと数十年程度かもしれませんし、持ってもせいぜい100年程度かもしれません。いずれ底抜けを起こしたり支えきれなくなった土砂で崩れてゆく可能性があります。その時、もし渓流魚たちが生きながらえていれば、また新しい生態系が構成されてゆくのでしょう。


おしまい。







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ダムの上流は小型オショロコマのみ局所的に棲息

2024-12-11 16:24:39 | 渓流魚、蝶、自然
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ダムの上流は小型オショロコマのみ局所的に棲息。






202X-8-10 ( 月 ) 曇り  強風  26℃

カラフトセセリやゴマシジミを撮影しながら峠を越えると右手に常呂川水系支流源流域の細流が見えた。







その細流のさらに支流を登るとほんの狭い水域にだけ超小型のオショロコマ個体群が生息しているのを発見した。































まさかこんな最源流域にオショロコマがいるとは思っていなかったので少し釣って撮影させてもらいました。











尾叉長10cm前後ととても小さく、腹部は多少淡い黄色に着色するものがあるがヒレの着色は無く、やや暗色調で赤点紋理は鮮明さがなく、とても地味な外観の個体群です。














































ここから1kmほど下流には本格的な砂防ダムがあり、魚道はない。ここから先は魚類の遡上は無理で、まさに魚止めのダムです。





         この項、続く。


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2024年12月6日、居酒屋つぼ八でのお祝いパーティ。

2024-12-09 01:17:36 | 北見市の出来事
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2024年12月6日、居酒屋つぼ八でのお祝いパーティ。





2024年12月6日( 金 ) 晴れ -5℃ 寒い

この日の朝9時、孫次女君が彼女の人生で最初になる偉業を達成したことがわかり、あまりの嬉しさに号泣する人まで出る始末。



そこで、急遽その偉業達成を祝してお祝いパーテイをやりました。






場所は我が家からほど近い つぼ八北見。











居酒屋つぼ八は北見市では有名な小さな子供同伴でも酒が飲める珍しい居酒屋です。









メニューは豊富でおいしく、おまけに安いのです。料理はどちらかというと子供が喜びそうなものがかなりあって、大人専用の居酒屋とは趣が異なるのです。








急なことでしたが、うまいこと予約が取れて 午後7時30分からパーティ開始。











カラオケがないので飲めや歌えというわけにはいきませんが、いつも通りのどんちゃん騒ぎパーティになったのでした。










このビヨーンと伸ばすやつ。かなり気を入れないとうまく行きません。この日は孫長男君が最も長くビヨーンと伸ばして優勝。














今日のお店のおすすめはマダラの精巣(タチ)の天ぷら。もしかして子供達は食べないかもと心配したが、クリーミーで美味しいと完食。











ビール大ジョッキを開けた後は、型通りのレモンサワーならぬグレープフルーツサワー。孫たちが力まかせに果汁を絞っています。







しめはおにぎりやらサケ茶漬けやら握り寿司などいろいろ。







デザートは恒例の 揚げパンアイス。美味しい。








最後に、きっと忘れられていたサイコロステーキが蛇足みたいに出てきました。






最近は孫たちは喧嘩しないで仲良く食べる余裕が出てきたようです。






ふと見ると, ウッソー、最近勉強に目覚めた孫長男君は、パーティの終わり頃、漢字教材を出してせっせと学習中。








おしまい。


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美しいオショロコマの森の復活。

2024-12-05 15:04:10 | 渓流魚、蝶、自然
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美しいオショロコマの森の復活。






202X-6-26 (金) 曇り のち雨   17℃


この日、あちこちの渓流を回って、最後に美しいオショロコマの森に寄った。




この水域は森と渓流がとても美しく、ここにいるだけで心癒されるところです。





現在、小型のオショロコマが主体で小型のアメマスも見られる。

















かってこの水系には継続的なニジマス放流が続いた時期があり自然繁殖したニジマスのため豊富に生息していたオショロコマが激減したことがあった。



バブルが終わり、世の中が落ち着いて地方自治体もニジマス放流による生態系破壊の害を認識してニジマスの継続的放流は終わった。その後、私たちは積極的なニジマス駆除を開始、主に早春産卵のため遡上するデカニジマスを集中的に狙った結果、ニジマスは激減し最近ではオショロコマやアメマスが復活し始めている。それでもかってのようなオショロコマの楽園とは程遠い規模だと思います。

























ここのオショロコマは多少くすんだような色調で赤点紋理も鮮明ではなくオショロコマとしては美麗な個体群とは言い難いが、いかにも野性的な感じで私は好きです。 この日は美しいオショロコマの森で10数匹のオショロコマを釣って撮影し、すべて丁寧にもとの場所にリリースしました。







































小型のアメマスも混生しており、少し撮影させていただきました。産卵時期には大型アメマスが集結している場面に当たることもあります。

































ニジマスは激減していますが、完全に消えてしまったわけではなく、ごく少数が残存しています。










継続的放流が終わった現在では、この渓流に限って言えばニジマスは往時の勢いはないので、かってのような積極的な駆除はせず、自然経過を見させてもらっています。このような状況下での今後のニジマスの動向にはとても興味があります。継続的放流がなくなった場合、ニジマスの立ち位置はあるところに落ち着いて、将来的には在来のトラウトとあるレベルで永久共存する、帰化外来魚(この言葉は私の造語であることをお断りしておきます)という存在になる可能性があるのではないかと想像しているのです。


しかし、一般的にはオショロコマが消えてしまい最終的にニジマス一色になる渓流がほとんどです。







この日の夕食はポークチョップ。美味しい。 夜半から かなりの雨になってきた。








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愛犬チワワのコロの画像記録

2024-12-04 11:16:22 | 北見市の出来事
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愛犬チワワのコロの画像記録




2015-5-18 から2024-3-20 まで孫達が飼っていた愛犬コロの写真を発見。













このブログには滅多に登場することがなかったので、生前の姿をアップしておきます。この際、下記の記事など見ていただければ幸いです。

コロがきた。


 
コロが吼えた


孫達は最初は争って世話をしていましたが、やがて飽きてしまい、その後は 餌やり ペットシーツ交換 水の取り替え シャンプー など細かな当番表を作っているようでした。

































2024-3-20(水) 曇り

体調不良の日々が続いていた愛犬コロ。この日の夕方から、コロの動きが鈍く、ヨタヨタするようになり 午後 6:15 死亡。 老衰でしょうか。  孫たちは、わんわんと大泣き。 明日、犬猫専用の火葬装置のある車に来てもらい火葬することになった。

私のコンピューター日記で検索してみると コロの記載はとても少なく、これが最後でした。




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2024年秋、とある誕生会。

2024-12-01 02:21:53 | 北見市の出来事
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2024年秋、とある誕生会。



2024-10-13 ( 日 ) 晴れ 18℃


午後 6:30〜    孫3女君の誕生パーティ。 ちなみにこの日は諸般の事情により彼女の本当の誕生日とは相当ずれ込んでいます。

いつもの誕生会メニューの手巻き寿司は飽きたので 今日はカボチャシチューとサラダ。
















新発売の量多めのノンアルコールビール。













バースディケーキのチョコレープレートに幼児期の写真をプリントした今どき流行りの新しいメニューの誕生会イチゴケーキ。






















誕生プレゼント色々。













新しく家族の一員になったワンチャンの まめ とお揃いのブランドものGAPトレーナー。












これ、欲しかった。子供達の間で密かに流行している高性能眉毛書きペンシル。最近の女の子たちはみなさん化粧もするし相当にオシャレなのです。

















彼女は部活もやっているせいか友達がとても多いので皆んなから届いたお菓子やカップ麺など、心ずくしの誕生プレゼント盛りだくさんの山。






パーティの後は恒例のババ抜き大会。









最近ではあまり並ばなくとも買えるようになった羽田空港のバターシュガーの木やキャラメルなどが景品。景品にやや豪華さに欠けるところがあったせいか、いい加減にテレビなど見ながらやっていた孫3女君がまさかの優勝。私は5位でシュガーバターの木5個ゲット。





この日は孫長女君がいなかったせいか、比較的静かなパーティでした。




この記事は10年後にもう一度みんなで見れることを念頭にアップしました。









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北国の原生林の奥の奥、巨大エゾイワナと遊ぶ。

2024-11-28 12:36:03 | 大型魚
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北国の原生林の奥の奥、巨大エゾイワナと遊ぶ。



2018-7-20 (金) 晴れ のち曇り 強風 27度C



9:15 近郊のT川上流へ向かい出発。



さて、今日はどの支流に入ろうか、迷いに迷いながら林道の奥へ進むと、いつもはガッチリとゲートが閉まっている支流の入り口に通りかかった。ひどく崩壊していたこの林道の整備が多少はすすんだのか、ゲートにぐるぐる鎖はかかっていたが今日は施錠はなく、通行可能になっていたので、ちょっと苦労して鎖を外してゲートを越えて、何となくその林道へ入ってみた。かって、このゲートの少し奥の美しい渓流で良い釣りをしたことを思い出したのです。



途中ではるか下を流れる川をみると、昨年の大増水で川の状態が完全に変わってしまって浅い平凡なダラダラ川になっているのに驚いた。



かなり走って以前入ったことのあるこの支流の支流へつながる、とある古い林道入り口に到着。こんな山奥に林野庁に鳥類調査を委託された環境調査会社という掲示のある札幌ナンバーの車が一台。



林道入り口はびっしりと笹でふさがっている。 古い放置された林道は灌木や笹、雑草で、ほぼ廃道に近い。




強引に草木をかき分けフォレスターでこの支流の橋手前まで行った。途中草で道がよく見えず ずるっと横に滑ったりしたが密生する笹を突破したあとはなんとか無事に走れた。



原始河川を思わせる美しく荒々しい、素晴らしい流れ。水は限りなく澄んで手を切るように冷たく清冽。きっと大釣りを約束してくれるだろう流れにワクワクドキドキしながら釣支度をした。ヒグマを恐れ、目一杯フォレスターのホーンを鳴らしまくってから、ヒグマ撃退グッズの入ったナップサックを背負い、川へ降りた。





最初のたまりで45cm 、30cm 20cm エゾイワナ 。思いがけず良型が かかってびっくり。 釣り人は入っていないのだろうか。かすかな人の踏み跡があったが環境調査員のものかも知れない。



その少し上のたまりで小型アメマス数匹と オショロコマ1♀若魚。














その後 しばらく遡行して 倒れ込んだ巨木手前のおおたまりに到着。かなりの深さがあるすばらしい大たまりで物陰にかくれながら振り込むと30~50cmのアメマス~エゾイワナが入れ食い状態で釣れたので驚いた。















ただ最初の一匹は思いがけず 30cmほどのニジマスだった。ニジマスはこの1匹のみで多数のアメマスのほかはオショロコマが 1匹。 

このたまりは水深2mはあって深いので引きも相当なものでした。


そこから上流域は 次から次へと、もういやになるほど多数の良型アメマスがかかり最後は撮影するのも面倒になり、釣ってはリリースを繰り返した。



































比較的喰いは甘くて呑ませた個体はなく、小さな釣り針の多くは顎骨上の軟部組織を浅くすくうような針かかり。そのため確保までに時間がかかると身切れで逃げられるので、できるだけ手早く釣り上げる必要があった。























釣り上げられる途中のアメマスの後を数匹のアメマスが猛烈に追いかけてくる光景は初めてみたが見事なもので、とても印象的でした。アメマスが大型ルアーを追ってくる時のシーンのようです。  

















今日最後の大たまりは、期待していた大物はいなくて30~40cmエゾイワナ5匹で終了。 この日も撮影させていただいた渓流魚たちは、すべて丁寧に元の場所にリリースしました。














文中、アメマスとかエゾイワナとか表現が異なっていますがこれらはすべて同一のもの Salvelinus leucomaenis です。ダムなどで海からの親魚の遡上が途絶えた場合絶滅する個体群が多いが、絶滅することなく小型化、陸封型となって命脈を保っているものを、生態的差異を念頭に置いて時々エゾイワナと呼んでいます。しばしば所謂アメマスとは形態的にも小型化、暗色調の体色、白点紋理の小型化など、かなり異なってきます。今回登場したものは 50cmクラスのものもいて、エゾイワナとしては最大級と言えます。





ヒグマの気配濃厚な原生林の真っ只中、ふとあたりを見回した途端、急にえも言われぬ猛烈なヒグマへの恐怖心がこみ上げてきました。竿をたたみ大急ぎで川を下って入渓地点まで戻り、一息つき帰路につきました。






帰路、荒れ果てた林道が、染み出た沢水でぬるぬるになっているところでフォレスターが石に乗り上げたとたんずるーっと右に滑って危うく林道から急斜面へ滑落するところであった。危ない。あぶない。超危険、しかし超楽しい釣りだった。


当時のコンピューター日記より。


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猛暑の晩夏、大雨で増水した川でデカブラウンと遊ぶ。

2024-11-20 17:19:20 | ブラウントラウト
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猛暑の晩夏、大雨で増水した川でデカブラウンと遊ぶ。







202X-9-9 (金) 晴れ  32℃ 猛暑


ひどく暑いが、夏の終わりのブラウンを見に出かけた。このところかなりの雨があって、今日のブラウンの川はいつもより20cmほど水位が高く、流れも強くなっていて驚いた。








いつもは最初に入る腰まで立ち込む深さのあるポイントへ行くが流れがきつく立ち込むのが怖くなってパス。それでも目の前から30cmほどのブラウンが私の姿におどろき、矢のような速さで逃げるのを見て闘志がかきたてられる。






次のポイントでは、デカブラウン1匹ヒット。かなりの引きであったが何とかいなしてランデングネットで確保。魚が大暴れしたせいか、その後は魚信なし。


















次に入ったポイントでは、同じ場所から立て続けに2匹のデカブラウンヒット。































川岸の様子をみるとヨシなどが急流で押し倒された様子が鮮明に残っており、それをみると相当な規模の大雨大増水で、今より1mほど水位が高くなっていたことがうかがえる。ここが、大雨時には一気に大増水する川であることがよくわかる。そんな時、ブラウン達は一体どうしているのだろう。遠く、本流まで流されるのだろうか。




その後も、いつもより水位が上がって危険そうな場所は慎重に避けながらしばらくブラウンと遊んだ。ブラウンの引きは他のトラウトとは異なる独特の水中に引きこむような引きでデカブラウンがかかり、ウィウィと激しい糸鳴り、つの字に曲がる細い渓流竿、何度も竿を破壊されるのではないかと思う快感がたまらない。




















































遅い昼食の後、さらにブラウン若魚がたまるポイントで小型ブラウンを撮影しようとしたがここでは水位がいつもより30cmも高くなっていた。おっかなびっくり立ち込んでの釣りになり小型ブラウンを少し追加しただけで、早めに武装解除の日になった。











































この日は最近しばしば目にするニジマスは見られなかった。釣り上げたブラウン達は水中で手早く撮影した後、すべて丁寧に元の場所にリリースしました。















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北見市郊外に棲息する小規模なオショロコマ個体群。

2024-11-19 00:41:24 | 渓流魚、蝶、自然
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北見市郊外に棲息する小規模なオショロコマ個体群。






2024-9-13(金) 曇り のち晴れ のち曇り のち小雨 27℃




AM 10:10 久しぶりに北見市郊外に奇跡的に棲息している小規模なオショロコマ個体群の現状を見に出かけた。途中のセイコーマートで昼食のおにぎりと栗どらやき 大福 を買った。いつものルートが大雨の被害で道が壊れて通行止めで久しく、一本上流の橋から入った。11:00 目的の場所付近に到着。 







 


ごくごくせまい水域に棲息しているオショロコマ個体群だが、良型から若魚、および オスとメス の バランスはよかった。












































オショロコマ10数匹ほど釣って撮影。すべて丁寧にリリースした。






















身ごとなオショロコマ成魚オス。





































この狭い水域以外はこの渓流の渓相はあまりに良くない。100m ほどの短い範囲に比較的よい溜まりがあり、今回は思いのほか良型が多くいつもより型がよいが、数は例年と同じくらいだ。



































淡い黄灰色がかった独特の体色で成魚オスの腹部は濃い黄色、成魚メスの腹部はまっ白。赤点紋理は小さくオレンジ系の色調で派手やかさはない、といった ここ独特のパターンは変わらない。 オショロコマ以外の魚はいなかった。 

































































いつもは密生する背の高いクマザサのためこの水域にはなかなか入りにくかったが、この数年クマザサが広範に枯死したため、見通しも良くなり、このオショロコマポイントには到達しやすくなっている。










いくつかの理由で、ここではオショロコマに勝ち目のない強敵、攻撃的外来種筆頭のニジマス汚染はみられない。それなりに安定した生存を続けていかに見える、が個体群としての規模はとても小さいために、たとえば大きな気候変動( 高温、渇水、) や さらなる河川改修工事、伐採、ニジマス侵入、釣り人の乱獲 etc…… などの外的ストレスがあればたちまち消えてしまう(絶滅 )可能性が高い。








さらに荒れた林道を1-2Km 登ってみたが 以前と同じく林道崩壊場所で行き止まり。 この林道崩壊は治しようがないようで長年放置されたままです。








クリどら焼きで一服。






午後2時30分 武装解除。









夕食は、北見市のスパゲティ専門店ジョリーパスタで 和風スパ おいしかった。













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2024年11月7日の出来事

2024-11-16 08:56:13 | 北見市の出来事
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2024-11-7 ( 木 ) 雪 のち曇り



この日、北海道オホーツクの北見市で初雪。 




そういえば昨年と比べるととても少ないが1週間前、雪虫が飛んでいた。








雪虫が飛んで、その1週後には初雪が降るというパターンはいつもと同じといったところでしょうか。










なぜか 撮影しておきたい気持ちになって初雪の庭をせっせと撮影しました。




庭の初雪の写真、私以外の人たちにとっては、全くどうでも良い写真ばかりで申し訳ありません。



私にとっては、雪を被った植物たちのこの一年の様々な様子や、来年の春爛漫を期待させる花芽の状態など走馬灯のように思い浮かべながらの撮影です。



きっと、お昼前にはこの初雪はみんな解けてしまうと思います。




カミさんが 久しぶりに結構太いサンマを見つけて買ってきました。




我が家では、焼きたて秋刀魚をこんな風にして美味しくいただきます。






この日の新聞にはアメリカの大統領がトランプ氏になったことを報じていました。世の中、ちょっと変わりそうな予感。





2024年11月7日の出来事でした。どうということのない話ですが、10年後くらいに見ることができればきっと面白い記事だと思います。


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最原流域に奇跡的に生き残るオショロコマたち。

2024-11-13 11:33:15 | 渓流魚、蝶、自然
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最原流域に奇跡的に生き残るオショロコマたち。




202X-10-25 (日) 晴れ 山間部は曇り のち小雨



この日、前半は近郊のニジマス繁殖渓流で、ひたすらデカニジマス釣りを楽しんだが、帰路、近くの山奥の渓流、最源流域に生き残っている小規模なオショロコマ個体群の秋の様子を見に向かった。





14:10 現地到着。曇り始めた空から小雨がパラついてきた。この渓流源流域のオショロコマ生息水域は極めて狭い2箇所のみ。


やや上流部のポイントでは幼魚から若魚が多く、とにかく小型の個体ばかり。釣り漫画などでは源流というと何かロマンを感じる響きがあり、そこには人知れず驚異的な大型個体が潜むことになっているが、私の個人的経験ではそれは漫画の世界だけのことです。ちょっと考えてみれば当たり前ですが。





































この時期、あちこちの生息地ではオショロコマたちがボチボチ産卵行動を開始します。オショロコマの産卵はサケ・マスみたいにいっぺんに全部産卵しきって親魚は死んでしまうといったことはありません。時間をおいて段階的に行われるのが普通です。 



やや下流域のもう一箇所の生息水域では成魚たちが、産卵行動に入りつつあります。






























産卵後お腹ぺったんこのメス、もっともっと細くなります。










完全に産卵しきった頃のメスは蛇みたいに細く痩せ細ってしまいますが翌年夏までには再びブンブンに太って美しい姿態に戻るのは、すごいことだと思います。


この日はオスが多く見られ、なぜかメスが少なかった。渓流によってはメスばかりでオスが少ないところもあります。


撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。


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オリンパスデジカメToughのレンズ保護ガラスが経年使用で擦り傷真っ白、どうするか。

2024-11-11 21:14:36 | コニカデジカメKD500Z
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オリンパスデジカメToughのレンズ保護ガラスが経年使用で擦り傷真っ白、どうするか。


閑話休題。


このところ、渓流釣りのおりにはいつもオリンパスデジカメTough を使用してきました。



当初、このデジカメはオショロコマなどの小型渓流魚の鮮明撮影にはとても使えないと思っていましたが、色々工夫してゆくと名機コニカデジカメKD500Zに勝るとも劣らない写真が撮れるようになってきました。



そうすると衝撃や防水機能に圧倒的に劣るKD500Zは、防水15m、防塵、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温-10℃、耐結露といったオリンパスToughと比べるともはや現場での使用には耐えない古い名機になってしまいました。


しかし、このスーパーデジカメTough にはとても気になる大きな欠点があります。それはレンズを保護しているいわば剥き出しのレンズ保護ガラス表面に細かな擦り傷がつきやすい事です。いつも胸ポケットにポンと放り込んで、瞬時にポケットから出してチャンスを逃さず迅速撮影といった使い方ですと擦り傷が出来やすいのだと思います。








初めの頃は、あまり気にならなかったのですが、細かな擦り傷は増える一方です。不思議なことに擦り傷がひどくなっても、周りが明るいときはそれなりにまあまあの鮮明写真は撮れるのです。しかしあたりが暗くなると心なしか画像がボケるようになってきました。この擦り傷は当然メーカー側でも想定しているようで、レンズ保護ガラスをさらに保護するお大袈裟なカバーも売っていますが、そんなものをつけると本機種の売りでもある機動性が損なわれてしまうと思います。




先日、なんとなくレンズ防護ガラスの擦り傷が耐え難いほどに増えているのに驚きました。まるでひどく進行した白内障の人の濁った目を見ているような、ドキッとする酷い有様になっていました。








なんとかしなければと思いネットで調べてみると、同じような擦り傷に悩んでいる人は結構いるようで、かといってどうしたら良いか困っているといった感じです。



車両用の擦り傷修理用のコンパウンドというのがあり、これを電動クリーナーにつけて擦り傷面をピカピカに磨きあげるといった You tube 記事がありましたが、これはいいなと思いながらも電動クリーナーを用意するというのがちょっとお大袈裟で面倒感ありで踏み切れず。



先日、フォレスターの冬用ワイパーを買いに イエローハットへ行ったおり、偶然そのコンパウンドが目にとまりなんとなく購入。




帰宅後、レンズ保護ガラスが擦り傷で白く見えるほどになった オリンパスTough 2台を出して、コンパウンドをたっぷり塗って恐る恐るティッシュペーパーでゴシゴシこすってみました。




















みるからに擦り傷だらけだったガラス面がさらに酷い傷だらけ真っ白混濁状態になってしまい、あれまーやっちゃったと思わず後悔。これでは流石にもう撮影は無理と思われました。





そこで、ダメもとで再度、細めから中細、最後は極細と3種のコンパウンドを塗ってはゴシゴシを繰り返しました。3回繰り返した頃、なんだかガラス面が綺麗になってきたようで、さらに力をこめてゴシゴシをやってみると、やがて擦り傷で白くなっていた保護ガラスが心なしか少しだが透明になっているのに気づきひと安心。












最終的にレンズ保護ガラスが擦り傷で白内障みたいになっていたのがあっと驚く新品同様のピカピカ透明ガラス面に戻っていました。




さて今後、また擦り傷ができることは当然想定されますが、その折にはまた磨いてみようと思います。








同様な擦り傷を気にされている方は案外多いのではないかとおもいますが、このコンパウンドゴシゴシ磨き作戦をトライする方は、あくまで自己責任で行ってください。



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初秋、釧路川水系支流の渓流魚を撮影。

2024-11-07 16:00:40 | 渓流魚、蝶、自然
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初秋、釧路川水系支流の渓流魚を撮影。




202X-10-3 (土) 曇り 強風 のち雨  14℃




この日、我が家から車で1時間ほどの釧路川水系支流の源流域に初秋の渓流魚を見に出かけました。









落ち葉が舞い落ちる季節で、この頃、何故かこの水系の水が澄んできて、綺麗な渓流魚の写真が撮れるのが好きです。






















もしかすると産卵体制のファーストランのデカアメマスが遡上しているかもしれないとの思惑もあったが、こればかりはケセラセラ、行ってみなければわからない。



この渓流には在来魚としてアメマス、オショロコマが繁栄していた。ヤマベの生息は孵化放流事業によるところが大きいと思うが多少、在来の種苗もあるかもしれない。



ニジマスは明らかに継続的に放流されていたものです。この渓流の条件が良かったのかニジマスは野生化し大繁殖し、そのため在来のオショロコマは壊滅的に減少しました。


私たちは幼少時から親しんできたオショロコマが消えてニジマスが増えてゆくことに強い違和感を感じましたがどうすることも出来ません。



オショロコマはどうでも良い雑魚と考え、釣って楽しく、食べて美味しいニジマスが増えてゆくことを喜ぶ釣り人の方が多かったのです。



偶然、私たちはまだ誰も山に入らない雪深い早春に大型ニジマスが大挙して源流域に溯上、誰にも知られず、産卵後 あっという間に本流へ戻ることを知り、この時期に積極的な駆除を開始しました



その後、私たちは、数年間にわたり早春産卵に遡上する大型ニジマスをことごとく駆除していましたが、近年この水系のニジマスは激減,一時壊滅的に減少したオショロコマは現在復活傾向を示しています。


ただ、この渓流の様にオショロコマが復活できることは、むしろ稀で、ニジマスの勢いが衰えず、オショロコマが衰退してゆくケースの方が多いのが実情です。

























最近ではオショロコマ繁殖水域にニジマスを放流する恐ろしい行為はとある特定の地方自治体を除き、ほとんど見聞きすることがなくなっています。その理由としては、おそらく私たちが放流ニジマスの害の実例をブログなどで盛んに発信していることや、近年、十勝ルールに見られる様に、生態系の概念が広く認識され普及し始めてきたことが影響していると考えています。















この日は、期待していた大型アメマスは見られず、いつきの小型アメマス、ヤマベ、少数のニジマス若魚を釣っては枯葉などバックにせっせと撮影してはリリースしました。


オショロコマは以前と比べると泣きたくなるほど個体数は少なく小型のものが多かったが、ヒグマの恐怖に耐えながら思い切り上流域から入渓してみるとやっと立派な成魚を少しですが見ることができました。




































ヤマベ当年魚は小さいがキズはなく美しい。


















ヤマベ2年魚たちは多少のサクラマス遡上があるようでクロンボウヤマベや、産卵行動後のキズが目立ちます。いわゆる 枯れ葉ヤマベ です。




















ニジマスは、少しばかりの若魚が釣れたのみ。












アメマスはいつきの小型個体ばかりで、産卵行動のため遡上してくるデカアメマスはまだ見られなかった。



























午後になると風が強まり、時々雨が降る不穏な空模様となってきた。陽がかげるとあたりが薄暗くなり、ぐんぐん気温が下がってきて、なんとなく戦意喪失、午後3時30分、武装解除し帰路につきました。







帰路、暗くなってきた林道に出てきたエゾシカ親子。フラッシュで目が怪しく光っています。








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2024年秋、とある濃厚な一日。

2024-11-03 20:55:30 | 北見市の出来事
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2024年秋、とある濃厚な一日。





北見市の秋も深まり、我が家の庭も畑も全てが終わって色褪せてしまい、真っ直ぐ冬に向かっています。




この日は、孫長男君の学芸会。 最近の学芸会は昔と違って全員が主役。みんなで力を合わせて成し遂げるといったところに主眼が置かれています。私の孫長男君も長いセリフを元気いっぱいこなしてまことに立派で私たちも大感激。






孫次女君のズボンがひどく破れて可哀想なので縫ってあげるといったら断られました。




孫長男君の劇が終わると、今日は孫次女君がフリーだったので可愛い盛りの彼女を連れて近郊のサロマ湖畔の常呂までコクワ(サルナシ)を採りにいきました。私たちはコクワが大好きなのです。





かみさんの知り合いの方の広大な庭はサロマ湖畔の保護林に接していて自然度抜群、サロマ湖は自宅のだだっ広い池みたいな素晴らしい自然環境の家です。





コクワがなっているので採りにおいでとお誘いがあったので出かけました。 その前に サロマ湖畔の鶴雅リゾートでバイキングスタイルのランチのつもりでしたが1時30分に到着したらすでにランチタイムは終了で残念。




この店では一時期ロシアから秘密ルートで大量に水あげされた生きたカニを、ただみたいなお値段で食べられたので、私たちは一生分くらいの種々の茹でたてカニを食べました。しかしたちまち当局の手が周り各種密猟蟹が入荷ストップ。この店は潰れてしまったのです。




そこでよく行く レストハウス ところ で 孫次女君は海鮮丼とアイス、かみさんはホタテずくし定食、私はホッキ貝ずくし定食。いつもながら新鮮でとても美味しい。


























コクワは、これまで大量に収穫された後で私たちは出遅れたせいかやや時期遅れの感がありましたが、ブドウ棚ならぬコクワ棚にはまだけっこうコクワが残っていました。 まずたくさんつまんで食べた後、お土産にかなりのコクワをいただきました。




























ここでは にゃんこ と 犬と ポニーが飼われてペットが三種類です。








今年は庭の山ブドウが大漁だったので、ブドウジュースを 1.8L 2本作ったとのことでご馳走になりました。このジュースはあっと驚く初めての感覚で砂糖無添加なのにとてもねっとりしてこくがあり甘いのです。オンザロックでやたら濃厚なブドウジュースをいただきました。美味しい。おいしい。これは別格のブドウジュースです。




















自然を生かした樹木主体の広い庭を見せてもらいました。800坪ほどある上、隣接するサロマ湖周囲原生林と境界がないのです。山菜は種々いくらでもあります。






ツルウメモドキ。





巨大なホウノキの葉。





森の中の陶芸。




変わった花のデイジー。





マユミの実が弾けています。




なぜかゴーヤ。







まだバラが咲いていた。香りを嗅ぐときハチが飛び出すことあり注意。







オホーツクなのにクリがあった。流石に実の入りは悪いとのこと。




ハッカの街、北見では昔大々的に栽培していたハッカが野生化していますが この庭はあちこちハッカだらけ。







居残りミニトマト。






濃厚な美味しいブドウジュース、コーヒー、その他色々ご馳走になり楽しい時間がたちまち過ぎました。







お土産に いろんなのをいただきました。





カボチャには色々ありますが、その色々なカボチャをいただきました。明日はカボチャ団子汁に決まりました。






ハローウィン用のカボチャは人間が食べるとひどく不味いがヤギさんは泣いて喜ぶそうです。





このネギ、信じられないほど太い。





北見へは暗くなってから着きました。夕食はトリトンお持ち帰り生寿司と居残りトマト。







といった、かなり濃厚な一日になりました。




      おしまい。


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