
ニジマスの食性、オショロコマと競合。

20XX-9-6 (日) 晴れ のち 曇り
この日、M川支流Z川上流〜源流のオショロコマ現状調査の帰路、取水堰の下流域で釣ってみた。





かなり水量は多いが,ニジマス、ヤマベ3年魚が次々に釣れたがオショロコマは見られなかった。




やはりM川と繋がっているこの渓流にはニジマスが入り込んでいた。この日、ニジマスの幼魚、若魚は見られなかった。




ニジマス30cm は迂闊にも針を呑ませてしまいリリースしても死ぬことは確実なので、持ち帰ることにした。
川で処理するとき胃内容を調べると小石をつづった大きな鉄砲虫を三個、小石の巣ごと丸飲みしていた。

鉄炮虫の他は落下昆虫が多く、羽虫は1匹のみ。先日のSK川のニジマスと同じく主たるエサがオショロコマの大好物の鉄砲虫であったのは興味深い。

テッポウムシはオショロコマの主食でもあり、ニジマスとはエサの競合関係にあると言えそうだ。



下流域はまだ他にもニジマスがいるとは思うが川に降りるアクセスが大変そう。

この渓流は中流あたりに取水場所があり 随時、川の水位調整できる構造だが、ニジマスはきっとここは突破できないだろう。そこから上流のオショロコマはこの取水装置が魚止めダムの働きをしているのでニジマス被害から救われているのだと思う。

この項、終わり。
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