オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

ニジマスの食性、オショロコマと競合。

2023-05-01 15:54:45 | ニジマスによる被害
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ニジマスの食性、オショロコマと競合。





20XX-9-6 (日) 晴れ のち 曇り



この日、M川支流Z川上流〜源流のオショロコマ現状調査の帰路、取水堰の下流域で釣ってみた。














かなり水量は多いが,ニジマス、ヤマベ3年魚が次々に釣れたがオショロコマは見られなかった。
















やはりM川と繋がっているこの渓流にはニジマスが入り込んでいた。この日、ニジマスの幼魚、若魚は見られなかった。
















ニジマス30cm は迂闊にも針を呑ませてしまいリリースしても死ぬことは確実なので、持ち帰ることにした。



川で処理するとき胃内容を調べると小石をつづった大きな鉄砲虫を三個、小石の巣ごと丸飲みしていた。





鉄炮虫の他は落下昆虫が多く、羽虫は1匹のみ。先日のSK川のニジマスと同じく主たるエサがオショロコマの大好物の鉄砲虫であったのは興味深い。







テッポウムシはオショロコマの主食でもあり、ニジマスとはエサの競合関係にあると言えそうだ。 










下流域はまだ他にもニジマスがいるとは思うが川に降りるアクセスが大変そう。 







この渓流は中流あたりに取水場所があり 随時、川の水位調整できる構造だが、ニジマスはきっとここは突破できないだろう。そこから上流のオショロコマはこの取水装置が魚止めダムの働きをしているのでニジマス被害から救われているのだと思う。




              この項、終わり。


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取水堰がニジマス侵入を防いでいる渓流のオショロコマ

2023-04-27 13:27:02 | ニジマスによる被害
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取水堰がニジマス侵入を防いでいる渓流のオショロコマ



20XX-9-6 (日) 晴れ のち 曇り



この日。かみさんは孫たちと町内会主催の北見市郊外で人気の仁頃山登山に参加するため 朝6:30 起床。私もつられて起きた。




みんなが出かけて、私は思わぬ早起きのせいか、なんとなく頭がぼーっとするので釣りはどうしようか迷った。

 


しかし、昼食後あたりから頭がすっきり、体調も良くなってきたので、昨年10月以来、気になっていた近郊のM川支流Z川上流のオショロコマ現状調査に出かけた。

 


昨年は大雨で破壊され荒廃していた林道の状態も多少の補修作業でかなりよくなっており、自宅から約1時間ほどで 目的の源流域に着いた。








最近の雨でかなり川の水量が多くなっていたがオショロコマはほどほどにたまっていて各ポイントごとに釣れた。









流れが速いために撮影場所に苦労したが、なんとか通常通りの撮影ができた。







この日は♀が多く♂は 1/3 ほど。 尾叉長15-20cm 。15cm前後の個体が多い。












淡い灰色を帯びる暗色調の魚体。ややぼけた感じで、とても小型の赤点紋理はいつもと同じ。











知床の個体群のようにヒレが赤くなるものはいない。










♂は腹部がやや黄色くなる。










20匹ほどを釣り撮影。撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。 個体数は例年よりやや少ない感じ。














この渓流はニジマスの一大繁殖河川M 川の支流なのだが、中流域にある2mほどの高さの取水堰がニジマス侵入を防いでいるせいか、オショロコマ生息域にはニジマスの姿はみられなかった。






             この項、続く。


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自然繁殖ニジマスによりオショロコマが全滅する渓流とは その弐<

2023-04-22 16:36:23 | ニジマスによる被害
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自然繁殖ニジマスによりオショロコマが全滅する渓流とは その弐

20XX-6-7 (日)  曇り のち晴れ 17℃




この渓流は最源流域までダムはひとつもない。





一般的に放流ニジマスが自然繁殖してどんどん勢力範囲を広げてゆくが魚止めとなる砂防ダムがあればそれ以上の上流へは侵入できない。しかし、この渓流にはダムがない。








もし、魚道のないダムがあれば、ニジマス侵入防止ダムとしてダムの上流域のオショロコマはニジマスと棲み分けることができます。






実は皮肉なことにそのような状況になっているダムは実際少なくない。





渓流魚にとって原始渓流の生態系を破壊し、悪さの限りを尽くす砂防ダムがこの場合皮肉にもダム上流への虹鱒侵入を防ぎ、最源流域へ追いつめられたオショロコマの全滅を防いでくれるのです。



米国では源流域に残った貴重なカットスロートトラウトを外来魚から守るためにあえて外来魚侵入防止ダムをつくっているという。



しかし、ダムや魚止めの滝などのないこの渓流ではニジマスは容易に最源流域まで到達出来るためにオショロコマ全滅はもはや避けられないと思う。







この日、釣り上げたニジマス30匹ほどを撮影し、6匹を釣り落とした。 かってあれほど豊富に棲息していたオショロコマは完全に消えていた。上流から源流に掛けて棲息するニジマスは、このように幼魚から若魚が多く
大型ニジマスはふだんは下流の本流域に棲む。













































わっと群がったニジマス若魚の1匹がスレでかかった。このサイズでもスレ掛かりの引きは渓流竿では強烈です。







かなり上流までどんどん釣り登り 午後4時15分武装解除した。 





林道から相当はなれてしまったが湿地の森を5分ほど強引に横切って進むと意外に早く林道に出て、しばらく歩くと車にもどることができました。










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自然繁殖ニジマスによりオショロコマが全滅する渓流とは その壱

2023-04-19 15:20:21 | ニジマスによる被害
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自然繁殖ニジマスによりオショロコマが全滅する渓流とは その壱




20XX-6-7 (日)  曇り のち晴れ 17℃

午前11:00 近郊の渓流へニジマスとオショロコマの勢力関係を見に出発。 約50分で現地着。


この1週間で川岸に咲き誇っていた黄色い花が減って草丈が高くなり寒いせいもあり、前回多数みられた蝶たちがいない。カラフトタカネキマダラセセリも ツマキチョウも なにもいなくなっていた。


橋から真下にあるおおたまりを見ると瀬じりにゆらゆらしていた7匹のニジマス30cn前後のが私の姿に気づくと、ぴゆーっと次々に岸辺の茂みに逃げ込んだ。何故かここにいるのはいつも人影に敏感な良型ニジマスたちだ。





橋の上流500mから川に降りて釣り登ったが、各たまりに必ず1-2匹の良型ニジマスや若魚がいて退屈しない。




今日は珍しくオショロコマ若魚がいてびっくり。2匹釣り落とし、5匹撮影した。普段はオショロコマはまったく見られないところだ。






恐らく春先の雪解け大増水にのって最源流域にわずかに生き残っていたものが流されてきたのだとと思う。




オショロコマたちはリリースしたが早晩、大型ニジマスのエサになってしまうだろう。










ここはかってはオショロコマしかいなかった渓流だが、いつの間にか放流され、自然繁殖を始めて野生化したニジマス一色に染まってしまった。





幼魚、若魚が多いことは野生化したニジマスが自然繁殖を始めていることを示している。




















オショロコマはどんどん源流域へと追いやられ続けており、やがては消えてゆくと思う。





ニジマスはこの日もギューンとよく引いて水面に激しく飛び上がったり、猛烈に走ったり、テールウォークしたり、釣り味最高だ。






































この渓流は、その規模からいっても巨大ニジマスは見られず、最高でも40cmほどである。20cm程度の個体が最も多い。










もはやニジマスに完全制圧されてしまった水域ではニジマス駆除に燃えても意味はない。釣り上げたニジマスは撮影後すべて丁寧にリリースしました。



かってのオショロコマの楽園は、いまや繁殖したニジマスに圧倒され、私にとっては、心ならずも、やたら楽しい野生化ニジマス釣り場に変貌してしまったのです。



             この項、続く。



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ニジマスのためオショロコマほぼ壊滅、エゾイワナが駆逐されつつある渓流。

2023-03-25 17:39:55 | ニジマスによる被害
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ニジマスのためオショロコマほぼ壊滅、エゾイワナが駆逐されつつある渓流。




20XX-8-30 (日) 曇り のち晴れ のち曇り  21℃



M 川支流 PO 川のオショロコマを調査したあと、最後に近くにあるとても小さくて流呈の短い支流 に入ってみた。



この支流には、本来アメマス( エゾイワナ ) とオショロコマが多かったが、いまやニジマス川になってしまった。本流であるM 川からニジマスが侵入をはじめ、やがてこの支流でも野生化ニジマスの自然繁殖がはじまった。その結果、オショロコマはほぼ壊滅し、かってオショロコマと同様に豊富に棲息していたエゾイワナも急激に減少している。




勢いずいて個体数が増える一方のニジマスは、さらにエゾイワナを駆逐しつつあり勢力を増している。

















この日はニジマス多数を釣ったが15〜20cm の個体が多い。 エゾイワナは5匹を釣った。 このほかにもニジマス幼魚、若魚が多いことはニジマスが野生化し本格的に自然繁殖をしていることを示している。


この渓流に生き残っているエゾイワナたちの画像を記録しておこうと思います。恐らく、近い将来ニジマスのために消えてゆくと個体群と思います。




































オショロコマは壊滅したかと思っていたが、おもいがけず最後にオショロコマ幼魚1匹が釣れた。



ニジマスの勢いはとどまるところを知らず、もはや駆除は不可能。この日釣り上げた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。






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産卵遡上大型ニジマス軍団のセカンドランに遭遇できず。

2023-03-04 15:07:15 | ニジマスによる被害
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産卵遡上大型ニジマス軍団のセカンドランに遭遇できず。





産卵遡上大型ニジマスの群れがみられた日の1週間後の午後に、同じ場所に入渓してみた。  天候は薄曇り で気温は 13℃  寒い。



やや苦労して斜面をくだって、川へ降り150mほど上流へ遡行して、先日の大たまりへ向かった。





雪解け増水が一段落して川全体の水量が減り、水位も15cm ほど下がっている感じ。







もしかしたらと、わくわくしながら振り込むが危惧していたとおりに、まったく魚信なし。




やっとかかったのは25cmくらいまでのいつきのアメマス少し。

























ついでいつきの若ニジマス少し。


































最後は やっと 35cm 良型ニジマス1匹で魚信がなくなり あたりもやたらと寒くなってきたので 午後5時川をあがり武装解除した。 















約1週前に釣ってリリースしたおびただしい数の良型~大型ニジマスたちの姿は忽然と消えていた。





毎年のことで、まあ、予想通りといえば予想どおりのことだったが、運良くセカンドランの遡上軍団に遭遇することもあるので、それを期待してきたのだが、残念でした。




コンビニで旬の桜餅小さいの4個一パック買って、調子にのって全部食べたがおいしい。その後むねやけあり。





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オショロコマの聖域、源流域に侵入した野生化ニジマスのムニエル

2022-12-11 10:00:10 | ニジマスによる被害
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20XX-9-19 (月)曇 のち雨 のち曇 16度C




昼は ゴーヤチャンプルと ゴマ豆腐 トマト。



12:45 昼食後、先日の大嵐のあとの渓流を見に車で45分ほどの近郊の渓流へ出発。


先日の大雨で川は相当広範に岸辺が冠水したようだが水は引き始めていた。しかし、いつもより20cmほど水位上がっており流れがきつく、たまりが見えなくなりこの付近では釣り不可能。 







上流域では相当な増水があったようで流木多数ひっかかり川の流れがひどく変わってしまった。


いまだ急流で、このあたりでまともな釣りが出来るようになるまではしばらくかかりそう。 






かなりの大雨であったが林道被害は意外と少なく、はまったら最後といった崩壊個所は2カ所のみで難なく突破したが最低地上高22cmを誇るフォレスターの腹をはげしく擦った。 


近日中にこの林道を使用する予定があるようで小型パワーシャベルが一台入って大雨で損傷した林道修復作業をしていた。このほかダンプが二台でて道路修理用土を運んでいた。これらとなんとかすれ違う。


源流域に達すると、この付近さすがはオショロコマの森で保水力抜群のせいか、渓流は荒れた気配が感じられず流れも穏やかになっていた。






最奥の林道を川が横切る場所の土管下おおたまりで釣ると、おもいがけず 25cmニジマスがまずかかりそのあとオショロコマ幼魚~成魚が釣れてきた。












源流域のオショロコマは小型だが如何にも野性的で頼もしい体躯のオショロコマたち。






























真っ先に飛びついてきたのがニジマスであった以外はいつもと同じ感じだが、オショロコマにとって最大の恐怖、攻撃的外来種筆頭のニジマスがとうとうここまで上がってきているとは驚いた。最源流まであと 1-2Km しかない。 












この付近ではニジマス幼魚~稚魚がみられず、いまだニジマスの自然繁殖状態には至っていないようだが、調査の意味で腹を裂くと、25cmのサイズで♀はすでに立派に抱卵しており、自然繁殖は時間の問題かと推定された。




そのあとえんえんと釣り下って二股分岐の右支流ニジマスポイントへ入るが最初のたまりでニジマス大型2匹、細い3.0mの渓流竿で大格闘のすえ取り込み失敗で逃げられた。 


このほかニジマスが増えるにつれオショロコマは急激に数を減じて行く。 下流域では前述のごとくまだ水量多く川が落ち着いていないため釣りはなかなか大変。 4時45分 武装解除。  午後5時過ぎ 帰宅。




孫たちから釣ったサケ一本もらった、どうしようと電話あり。かみさんがさばいて半身をもらう。子供たちの友人2名 お泊まりにきていた。急遽庭のネギをとりイモを掘って肉やキノコや手当たり次第入れて石狩鍋にしたもよう。〆のウドンを入れて最後は鍋焼きうどんみたい。



私たちは予定どおり 今日釣った野生化ニジマスのムニエル。電子レンジでチンしたサヤインゲン。TKG(卵かけご飯).











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ニジマスとオショロコマの力関係が伯仲する渓流。

2022-11-14 15:22:26 | ニジマスによる被害

ニジマスとオショロコマの力関係が伯仲する渓流。




20XX-8-5 (金)  晴れ  25度C


久しぶりに近郊のニジマス繁殖河川の上流へ外来種ニジマスと在来種オショロコマの力関係がどうなっているのか見にでかけた。




このところの雨で水量多く水位が上がり、いつものポイントのたまりがフラットになってしまったり、やたらと流れが速くなったりで釣りにくい。





それでも、この日は ニジマス52cm 1匹,40cm 1匹、30cm 1匹 のほか ニジマス若魚4匹が釣れて、 結局ニジマス大小7匹が釣れた。















52cmのニジマスはかすかな口キズの様子から昨年私たちがリリースした個体ではないかと思われた。






















































この間、オショロコマ4匹が釣れたが、依然としてニジマスがやや優勢とおもわれたものの、増水がめだちかなり釣りにくい日であったので何とも言えないかもしれない。 

 





ここでは、幸いなことに私たち夫婦以外の釣り人の痕跡は見られず、ニジマスとオショロコマの関係を自然状態で観察してくることができました。







慎重に自然経過をみてきましたが、この10年ほどの間はニジマスとオショロコマの力関係は伯仲していると思います。






この山岳渓流ではニジマスは常に幼魚、若魚も見られ自然繁殖をしていることは明白ですが、おそらく渓流環境が合わないせいかオショロコマに取って代わるほどの勢いがないこともわかってきました。
















今回も撮影させていただいた渓流魚たちはすべてもとの場所にリリースしました。







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源流域に遡上産卵する大型ニジマス駆除で、ニジマス激減、オショロコマ復活のきざし。

2022-09-25 21:52:32 | ニジマスによる被害
源流域に遡上産卵する大型ニジマス駆除で、ニジマス激減、オショロコマ復活のきざし。





20XX-6-9 (金) 晴れ 25度C 強風



午前 8:40 、釧路川水系源流域のオショロコマを見に北見市を出発。途中、峠の大カーブで曲がりそこなった大型トレーラーが横転横倒しになっており警察車両がきていた。




午前 10時 。 目的の渓流のオショロコマ棲息域に到着。





最初にニジマス20cm。次にアメマス20cm。その後、なかなか当たりがなかったが粘っているとぽつぽつとオショロコマが掛かり始めた。




当たりはかすかだが、最後の瞬間に猛烈に食いつくようで、呑ませてしまった個体が三連続。手早く撮影後、全部ハリスを切って、糸切りリリース。




突然、かなりの大型魚がかかり猛烈な引き。足場が悪く、コントロール不能。引き抜くことなどとうてい不可能。今日は柄の短い小型ランデングネットしかないがそれも車の中だ。このすざまじい引きの大型魚は、恐らく60cm級。この状況では一人では確保するのは不可能。なんども竿をのされそうになり踏ん張ってこらえる。絶望的。ほぼ諦めの気持ちで、それでも数分がんばったが、ついに身切れで針がはずれ逃げられた。




産卵遡上ニジマスの居残りと思われた。今年はランデングネットが無いときに限って思いがけず巨大魚がかかることが続き、まいってしまう。



この水域では、小型個体が多いがオショロコマがよく釣れた。川底の石には沢山のテッポウムシが小石をつづって巣を造っている。オショロコマもニジマスもこれを巣ごと引き剥がしてのみこみ、ムシは消化吸収してばらけた小石は便として排泄する。エサが豊富なようで今日のオショロコマたちはどれもよく肥えている。



この源流域のオショロコマの色調・斑紋には派手やかさはなくとても地味な感じで外見は実に多彩。いまだ一定の傾向に収束することなく遺伝子の多様性もよく保たれていることが伺える。



この源流域では、かっては、ニジマスがかなり繁殖しオショロコマが衰退していたが、私たちが年余にわたり早春に遡上産卵する大型ニジマスを集中的に駆除し続けた結果、ニジマスは激減、やがて衰退していたオショロコマが復活、増殖して明らかに増えているとおもう。




ものすごい速度で落差1.2mほどをぴゆっと乗り越えてゆく小型オショロコマを見た。渓流魚が落差のある難所を乗り越えるパワーはすごい。サクラマスやニジマスは2mくらいまでの落差は高速で跳ね上がり、猛烈パワーで楽に登り切って上流へむかう。





釣り下ってゆき、ここぞというポイントへ振り込んだとたん、突然30cm ほどのニジマスが空中へ飛びあがり、振り込んだターゲットを空中でキャッチしようとして失敗、ザッパーンと水中に落下した。あまりの活性の高さに驚いた。この光景はスローモーションで目に焼き付いた。かっては釣れるのはニジマスばかりという時期があったが、本日はこれら逃げられた2匹と釣り上げた2匹で、ニジマスは合計4匹を確認したにとどまった。

 

 



この日は苦労して100m ほどを釣り下ってさぐったがオショロコマがたまりごとに数匹見当で見られた。










































































さらに林道を下り下流域でも釣ってみたが、下流域ではヤマベ、アメマスが増え、さらに下流では当年魚のチビヤマベが多くなり オショロコマはまったく見られない。



この日のヤマベたち。















この日のアメマスたち。






























浅瀬のよどみに群れているヤマベ稚魚〜1年魚は、ランデングネットで容易にすくうことができた。ニジマスの稚魚はみかけなかった。















今日は林道を横切って飛ぶミヤマカラスアゲハが多く水たまりでは数匹単位の吸水集団がずいぶん見られた。 5♂♂採集、完全品の2♂♂キープした。




午後3時30分。 武装解除し帰路につく。







帰路、峠付近ではまだ横転トレーラーの撤去作業が続いていた。



午後4時50分、帰宅。今日はかみさんが友人と帯広に旅行にいってしまったので、コープで 生寿司と たこ焼きを買って夕食にしたが これがけっこうなボリュームで食い過ぎであった。 



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ニジマスの食性、オショロコマと競合。

2022-06-04 21:20:31 | ニジマスによる被害
ニジマスの食性、オショロコマと競合。





20XX-9-6 (日) 晴れ のち 曇り



この日、M川支流Z川上流〜源流のオショロコマ現状調査の帰路、取水堰の下流域で釣ってみた。




かなり水量は多いが 下流一箇所の良ポイントでニジマス25cm 〜30cmの成魚が釣れた。
















やはりM川と繋がっているこの渓流にはニジマスが入り込んでいた。ニジマスの幼魚はいなかった。




ヤマベ3年魚 も釣れた。













ニジマス30cm は迂闊にも針を呑ませてしまいリリースしても死ぬことは確実なので、食べるために持ち帰ることにした。





川で処理するとき胃内容を調べると小石をつづった大きな鉄砲虫を三個、小石の巣ごと丸飲みしていた。








その他は落下昆虫が多く、羽虫は1匹のみ。





先日のSK川のニジマスと同じく主たるエサが鉄砲虫であったのは興味深い。







この渓流ではテッポウムシはオショロコマの主食でもあり、ニジマスとはエサの競合関係にあると言えそうだ。 






下流域はまだ他にもニジマスがいるとは思うが川に降りるアクセスが大変そう。 




この渓流は中流あたりに取水場所があり 随時、川の水位調整できる構造だが、ニジマスはきっとここは突破できないだろう。





そこから上流のオショロコマはこの取水装置が魚止めダムの働きをしているのでニジマス被害から救われているのだと思う。


              




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偶然のニジマス侵入防止砂防ダムの上流に生き残ったオショロコマ。

2022-05-21 20:46:47 | ニジマスによる被害
偶然のニジマス侵入防止砂防ダムの上流に生き残ったオショロコマ。





20XX-8-30 (日) 曇り のち晴れ のち曇り  21℃



午前11時。 久しぶりに近郊のM川支流 PO 川へオショロコマの様子を見にでかけた。




この支流は下流域に大きな砂防ダムがあり、そこまではニジマスが多いが、魚道のないこの大きな砂防ダムは魚止めの役割を果たしている。





河川環境破壊の元凶とされる砂防ダムだが、はからずも攻撃的外来種筆頭ニジマスがそれ以上は遡上できない、偶然のニジマス侵入防止ダムの役割を発揮している。ダム下はコンクリート三面張りにもかかわらずニジマスがよく釣れる。




そのため、このダムの上流は今のところニジマス侵淫がみられない。





米国ではカットスロートなどの稀少な在来トラウトをニジマスなどの外来種から守るために、外来魚侵入防止ダムが積極的に建設されていますが日本では未だそういった発想すらありません。






オショロコマの楽園である原始渓流に、いまだにニジマス放流を続けている信じられないような地方自治体すらあり、そんなニジマス釣りに歓喜する釣り人がいるからとはいえ、悲しい日本( 北海道 )の現実です。





この渓流の下流域は根の浅い植林されたトドマツが各所で川に倒れ込んで、そこでは釣りなむずかしい。








源流域に近づくと、渓流は理想的なオショロコマの森の中を流れるようになり渓相もおちついて、オショロコマがポツリポツリと釣れ始める。


































瀬にはオショロコマ若魚が多い。沈めると成魚がかかる。
























ダラダラとしたたまりのない渓流だが、数カ所、よいたまりがあってそこにはいつもオショロコマが多い。個体数は昨年よりやや少なく小型個体が多いのは、まだオショロコマ成魚の遡上傾向が本格化していないせいだろうか。












夏、水温が上がり始めるとオショロコマたちはより低水温域をもとめて徐々に源流方向へ遡上をはじめる。この遡上行動は秋に源流域に集結したオショロコマたちの産卵行動が始まるまで続く。













おおたまりでは私の姿に魚が警戒しはじめたのかあまり釣れなくなってきた。

 



しかし下流域のポイントへ移ると依然、オショロコマの活性は高い。










腹がぽんぽんで栄養状態のよい個体も見られるが、産卵時期はまだ先なので精巣や卵巣の発達というより、ひたすらよく摂食しているためと思われる。










せっせと釣っては撮影、リリースを繰り返し、最後のポイント横倒木下の良たまりで 少し数をかせいで 結局20匹ほどを撮影して終了した。この渓流のオショロコマは、この数年おおきな個体数の変化はないが、理由は特定できないものの20年前と比べるとあきらかに減っていると言わざるを得ない。






PS : 2022年現在、この渓流へ至る林道は最近の台風の大嵐で橋や林道が各所で破壊されてしまいオショロコマ生息水域まで到達することが出来なくなっており、現状把握が困難です。






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ニジマスのためオショロコマほぼ壊滅、エゾイワナが駆逐されつつある渓流。

2022-05-05 19:02:45 | ニジマスによる被害
ニジマスのためオショロコマほぼ壊滅、エゾイワナが駆逐されつつある渓流。




20XX-8-30 (日) 曇り のち晴れ のち曇り  21℃



ニジマス繁殖河川として知られるM川。







その支流、とても小さくて流呈の短いとある支流 に入ってみた。





このM川支流には、本来この渓流の在来種であったアメマス( エゾイワナ ) とオショロコマがとても多かった。






近年、本格的なニジマス川になってしまったM 川本流からニジマス成魚がこの小さな支流に侵入、産卵し自然繁殖をはじめた結果、在来種のオショロコマはほぼ壊滅し、エゾイワナもニジマスのため急速に減少しつつある。













ニジマスは、さらにエゾイワナを駆逐しつつあり急速に勢力を増している。

























本来M川本流に棲息する大型ニジマスたちが一体どうやって支流群に棲息する在来種(オショロコマ、アメマスなど)を駆逐、壊滅させるのか理解に苦しむというニジマス釣り愛好家がけっこうおられるようです。



大型ニジマスたちはまだ残雪が多い早春のほんの一時期のみ、一気に支流群に遡上・産卵して、それこそ、あっという間に本流へともどってゆきます。この時期を捕捉するのはしばしば容易ではありません。



この実態は、このブログなどで何度か紹介してきましたが、これまでほとんど知られてはいませんでした。



すなわち、在来種駆逐の実際に関わるのは本流の大型ニジマスたちではなく、支流群に繁殖する小型ニジマス( 15〜25〜30cm )が主体です。これらは大型化すると本流へと出てゆきます。



ニジマスは圧倒的な体力差、運動能力差を使って、威嚇、追い払い、餌の先取り、時には捕食などを介して、もともと在来種の棲息場所であった棲みよい環境から、在来魚類を駆逐してゆきます。



やがて、豊富に棲息していた在来種は壊滅するか、ニジマスの嫌う最源流域へと追いやられ、その渓流は小型ニジマス一色に染め上げられてゆきます。







実際には在来種減少の状況は一様ではなく、原因も種々のものが複合している場合もあり、そう単純ではなく、長年の観察ではさらに興味深いこともわかってきました。



しかし、ニジマス関与の基本的パターンは上記のごとくです。したがって上流域に在来種の棲息があるばあい、いわゆる十勝ルールなどで述べられるように、それに目をつむってニジマス放流をするなどは言語道断といえます。



オショロコマの森ブログ5には今回のような記事がしばしば登場してきました。渚滑川本流で大型放流ニジマスを釣って歓喜する釣り人の方のご理解を得ることができるかどうかはわかりませんが、支流群での在来種たちの地獄絵図に多少ともおもいを馳せていただければ幸いです。







ニジマスによる被害の実態については、量がとても多くて恐縮ですが 本ブログの サブカテゴリー ニジマスの被害など にひととおり目を通していただいてからのご意見を期待します。



この日は本来棲息していなかったニジマス15〜20cm 7匹、 エゾイワナ5匹を釣った。













オショロコマは壊滅したかと思っていたが、おもいがけず最後に幼魚1匹が釣れた。






午後4時30分。武装解除。 5:30帰宅。





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自然繁殖ニジマスによりオショロコマが全滅する渓流とは その弐

2022-04-26 16:16:00 | ニジマスによる被害


自然繁殖ニジマスによりオショロコマが全滅する渓流とは その弐






20XX-6-7 (日)  曇り のち晴れ 17℃





この渓流は最源流域までダムはひとつもない。







一般的に放流ニジマスが自然繁殖してどんどん勢力範囲を広げてゆくが魚止めとなる砂防ダムがあればそれ以上の上流へは侵入できない。








ニジマス侵入防止ダムとしてダム。その上流域のオショロコマは不本意ながらもニジマスとは棲み分けることができる。





実はそのような状況になっているダムは実際少なくないのだ。


















渓流魚にとって悪さの限りを尽くす砂防ダムがこの場合皮肉にもオショロコマ全滅を防いでくれるのである。











米国では源流域に残った貴重なカットスロートトラウトを外来魚から守るためにあえて外来魚侵入防止ダムをつくっているという。












しかし、ダムや魚止めの滝などのないこの渓流ではオショロコマ全滅はもはや避けられないと思う。







スレで釣れてきたニジマス。









この日、ニジマスは6匹を釣り落とし、30匹ほどを撮影した。 



前述の春先の雪解け大増水にのって、最源流域にわずかに生き残っていたものが下流へと流されてきたと思われる7匹以外は、かってここに豊富に棲息していたオショロコマは消えていた。







かなり上流までどんどん釣り登り 午後4時15分武装解除した。 





林道から相当はなれてしまったが湿地の森を5分ほど強引に横切って進むと意外に早く林道に出ることができた。





30分ほど歩いて愛車フォレスターに着いた。今日はかなり疲れたが、オショロコマの悲劇を嘆く一方で皮肉なことに、正直言うとそれなりに楽しいニジマスディでもあった。





幸いなことに今日はいつもは濃厚なヒグマの気配がなかった。





木々の若葉やコゴミなどの新緑がとてもきれいであった。発生盛期のエゾハルゼミが大合唱していた。




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自然繁殖ニジマスによりオショロコマが全滅する渓流とは その壱

2022-04-20 16:23:45 | ニジマスによる被害
自然繁殖ニジマスによりオショロコマが全滅する渓流とは その壱



20XX-6-7 (日)  曇り のち晴れ 17℃

午前11:00 北見市の自宅を出発。 放流ニジマスが自然繁殖を始めて、とうとう在来種オショロコマを駆逐してしまった渓流へ向った。




約50分で現地着。




この1週間で川岸に咲き誇っていた黄色い花が減って草丈が高くなり寒いせいもあり、前回多数みられた蝶たちがいない。カラフトタカネキマダラセセリも ツマキチョウも なにもいなくなっていた。





橋から真下にあるおおたまりを見ると瀬じりにゆらゆらしていた7匹のニジマス30cn前後のが私の姿に気づくと、ぴゆーっと次々に岸辺の茂みに逃げ込んだ。何故かここにいるのはいつも人影に敏感なニジマスたちだ。





橋の上流500mから川に降りて釣り登ったが、各たまりに必ず1-2匹の良型ニジマスや若魚がいて退屈しない。







ここはかってはオショロコマが豊富に生息していた。




しかし放流ニジマスが自然繁殖して在来種のオショロコマを駆逐してしまって久しい水域だ。





普段はオショロコマはまったく見られないところだが、今日は珍しくオショロコマ若魚がいてびっくり。2匹釣り落とし、5匹撮影した。















恐らく春先の雪解け大増水にのって、最源流域にわずかに生き残っていたものが下流へと流されてきたのだとと思う。




撮影したオショロコマはリリースしたが早晩、大型ニジマスのエサになってしまうだろう。





前述のごとく、ここはかってはオショロコマしかいなかった渓流だが、いつの間にかニジマス一色に染まってしまった。












オショロコマはどんどん最源流域へと追いやられ続けており、やがてはそこからも消えてゆくと思う。





さて、ニジマスはこの日もギューンとよく引いて水面に飛び上がったり、猛烈に走ったり、オショロコマと較べると釣り味最高だ。


















この渓流は、その規模からいっても巨大ニジマスは見られず、最高でも40cmほどである。20cm程度の個体が最も多い。
























もはやニジマスに完全制圧されてしまった水域ではニジマス駆除に燃えても意味はない。釣り上げたニジマスは撮影後すべて丁寧にリリースしました。









             この項、続く。






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T川最源流域に生き残っているオショロコマの特徴と思いがけないニジマスの侵入

2022-04-07 16:24:13 | ニジマスによる被害
T川最源流域に生き残っているオショロコマの特徴と思いがけないニジマスの侵入




T川本流の最源流域は一見オショロコマの聖域をおもわせる。





最源流域ゆえに、とても小型であるがこの渓流に特徴的なオショロコマが幼魚から成魚までみられる。









個体数は決して多いと言えないものの、致命的に少ないと言うほどではない。











外見的特徴としては淡い灰黄色の体色で斑紋・文様がいかにもぼわっとした感じで鮮明さがない。











赤点紋理はオレンジで小さく、鮮明さに乏しい。ヒレや腹部は知床のように赤くなるものはなく、おおむね無着色。











この全体的にぼやけたような色調・紋理は、みなさんすでにお気づきのようにここの川底の状態をとてもよく反映していて、あたかも保護色のように川底にとけ込むのです。より目立つ外観のオショロコマたちは天敵のカワガラス、カワセミ、シマフクロウなどに捕食されやすく、長い経過ののち、現在のような外観のオショロコマに収束してきたのではないでしょうか。










この日は釣り針のかえしによる損傷を避けるため早合わせに徹して、さらにバーブレスの小型の釣り針を用いたが、さすがに釣り上げて手元にくるまでの暴れでよく落っこちた。










実際には撮影できたオショロコマの倍くらいを釣り落としてしまい効率は悪かったが、ある程度は仕方がない釣り方と思います。



水中で手早く撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。



さて、完全なオショロコマの聖域と思っていたが、思いがけず招かざる侵入者、攻撃的外来種ニジマス若魚が2匹釣れて驚いた。まいったな。

















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