

ニジマス繁殖水域のオショロコマは
201X-8-23 (金) 曇り のち雨 のち曇り

下流域へ移動するには倒木帯を突破するのが大変だ。

流れの緩やかな良好な深みには大型ニジマスを先頭に小型ニジマスが群れているが、本来の住人であるオショロコマは追い出され、そこにはいない。

この水域の良好な環境は、ほとんどニジマスに占拠され、オショロコマはやや浅く流れの速い水域の大岩の陰の小規模なたまりなどに1-2匹づつ潜むかたちで棲息していた。






今日オショロコマはけっこう良型多く、この時期喰いは浅いためもあって呑ませた個体はなかった。





やっと川を渡ることが出来て対岸をしばらく釣り下ったが30cmニジマス数匹ヒットするも急流に逃げ込まれ最後は針がはずれて逃げられてばかり。
流れに乗られてしまうと野生化ニジマスの引きはハンパではない。
やがて良好なたまりは無くなり、最終的には浅い瀬が連続するオショロコマばかりの水域になった。






最初の入渓地点から300nほど釣り下った感じ。

流れは速いが環境が安定しているようで大岩は苔むして水はきれい。まわりは見事な原生林。

ここでは深いよどみが続く特定の短い水域のみニジマスが多く、そこでは確実に自然繁殖している。

比較的浅く流れの速い水域にはオショロコマが棲み、なんとなく棲み分けているような印象をうけた。
ただ、現在ニジマスが占拠している深いよどみが続く水域は、もともとは在来種オショロコマが群れて棲息してきた最高の環境である。
ここを外来種ニジマスが完全に乗っ取る形で繁殖していることは明白でオショロコマにとっては迷惑千万な異常事態であることに変わりはない。






相当荒々しい岩だらけの川を 苦労して釣り下り、また同じルートを釣り登ってもどったので疲れ果て 今日の釣りはここだけにして引き上げた。
夕食は かまあげウドンとウィンナー。 サヤインゲン。
この項、終わり。