この世で、あきらかに誰のせいでも無いのに、こういうことが起こってしまうことが
私が神や仏なるものを信じない理由のひとつでもある。。。
あの瞬間、あの場所で弟のように可愛がっていたシッチと出くわしてしまう。
それも仲の良いコーリンと共に・・・。
その瞬間を少なくとも五感の内のいくつかで感じ、それが何を意味するものか
を第六感で悟ってしまう。 (コーリンについては肩を脱臼しながら・・・)
ペドロサとの諍いの折はわざわざ携帯のアドレスをその弟に教え、詫びるように諭す。
同じイタリア人でもあるカピロッシを兄と慕い尊敬する彼もまた、シッチやドビからは兄の
ように慕われる尊敬の対象である。
慌ててドゥカティのピットへ駆け付け、彼の隣に座るカピロッシ。そして、その傍らで・・・。
他のライダーやチームが公に追悼のコメントを出す中、ひとり口を閉ざすロッシ。
しかし、ツィッターで僅かにつぶやく。。。
「シッチは僕にとって弟みたいなもんだった。コースの上では強面だけど、普段は
穏やかで優しい奴だったんだ。まだ信じられない。寂しくて寂しくてたまらない・・・。」