昨夜、九州熊本地方を襲った地震。
夜が明けると被害の状況も判明しだし、「震度7」という地震の怖さを思い知らされる。
これからも暫くは余震が予想され、現在被害を受けていない建物についても注意が必要です。
特に木造建築において、「新耐震基準の建物」であろうが「古い建物」であろうが、建物の変形や
異音を感じたら直ちに避難してください。
昭和56年6月1日以降の建築確認によって建てられた建物(築34年程度)でも建築基準法上の
耐力は「震度6程度」しかありません。
地域がら、九州地方の建物は台風の影響もあり屋根(建物上部)をわざと重くしているものが目立ちます。
このことについては耐震性にとっては逆効果となりますので注意が必要です。
又、今後の雨等で地盤が緩んでいる場所においては土砂災害も予想されます。
今まで見たことがないような所から水が流れ出している場合や、その水に泥が混じっている場合など
異変や異音を感じたら直ちに避難してください。
これ以上、被害が広がらないことを祈り「注意喚起」とします。
尚、心配される「南海地震」についても最近指摘されている通り、南海トラフ西側のそれ自身で
動くことは極まれで、近隣での地震が起爆剤となり連動して動くということが分ってきております。
今後の地震(本震、余震を含め)には十分気をつける必要があることを付け加えておきます。