やってきたのは全部ヒドリガモか、と双眼鏡でよく見てゆくと、コガモが1羽いましたが、その他に1羽見つけたのが左から2番目のカモで、嘴の付け根に小さな白い斑点があるのが特徴です。大きさはヒドリガモより一回り小型。家に戻ってから図鑑で調べるとこの特徴はトモエガモと一致します。トモエガモは比較的珍しいカモで、この辺りの多摩川で見られることはまずないことです。もしトモエガモとすれば渡りの途中に降り立っただけで、一休みしたら翔び去ってしまうと思われます。
私よりも10メートルほどカモの近くに人が行ったところ、驚いて一斉にヒドリガモが飛び立ちました。しばらく翔び回っていたので、AFで撮ったところ、ピントのよいものがいくつか撮れました。右端のカモの頭が切れてしまったのは残念ですが、一番大きく撮れてピントもよかった1枚。陸上を歩く姿はたどたどしいですが、翔ぶ姿は見事なものです。
冬鳥飛来
2009-10-18 | 野鳥
そろそろ北国からカモが越冬に来ている頃ではないかと思い、多摩川(丸子橋付近)に行ってみました。数十羽のカモがいましたが、ほとんどは昨シーズンも最も多かったヒドリガモでした。それぞれ羽の色が違いますが、まだエクリプスの状態で雄はまだ完全に繁殖羽になっていません。来年の春までの凡そ半年間をここで過ごすヒドリガモです。